夜中、急にのしかかった重みで目が覚めた。えっ何これ金縛りってやつなの?朦朧とした意識の中で考える。でも手とか足とかは普通に動くし一体何なんだろう。未知の体験に恐る恐る目を開くとなぜか目の前にはアレンくん。えええ…!金縛りの正体はまさかのアレンくんだったのです。


「ちょ、何やってるのアレンくん…!」

「なんだかミヅキが恋しくなったんだ」

「なっ…マリアちゃんに気づかれたらまずいよ」

「大丈夫。ぐっすり眠ってる」

「ちょっ、」

でもでもでも…やっぱりそれでもこれはまずい。もし気づかれたらわたし明日マリアちゃんと顔合わせれないよ〜。それに何より…この体勢が恥ずかしすぎてわたしの身が持たない!!(なんだか押し倒されてる感じなんだよね……)

「大丈夫、俺たちの仲はみんなに公認なんだから。だから今日は大人しく俺の腕の中でやすもうな」

「う、わあっ」

そう言って強引にガサガサとベッドの中に入ってくるアレンくんを止めることもできず。アレンくんの腕に包まれれば、やっぱり理性が負けてしまって悪態をつくこともなく大人しく抱きしめられるわたし。良くないことだとは言ってても本音ではアレンくんがわたしの元へ来てくれて、一緒に眠りにつくことができることが嬉しいから。心臓のドキドキは止む気配がない。

「おやすみ、ミヅキ」

「…おやすみなさい」

やっぱりアレンくんは暖かくて優しくって、安心するなって思った。そして感じる、わたし幸せだな。

(………実はわたし起きてたりするのよね)

マリアちゃんが実は起きてて、やっぱり翌日からかわれました。

・・・
夜を駆けるうさぎの足音/110503

乙女座のユニコーン