わたしは今まで生きてきた中で最大の窮地に立たされていると言っても過言ではない。
なぜならアレンくんがな、なんと…とんでもない装備品をもってきたからだ。そしてあろうことかやつはそれをわたしに着るよう要求してきたのだ…。

「これ…なに?」

「とってもセクシーでキュートだろう。ミヅキに似合うだろうと思って貰ってきたんだ」

アレンくんが持ってきたのはあぶないみずぎである。確かに胸元もあいてハイレグになっててすごくセクシーだ。けどわたしにこれを履く勇気なんてあるわけない。ていうかそんなにスタイルよくないんですけどー!

「いやいや!無理無理!わたしお腹のお肉と足のお肉がすごくてとても見せれないもん!あっ、マリアちゃんに着てもらえばいいんじゃない?その方が絶対いいよ!」

マリアちゃんの方がスタイルいいし可愛いもん!けどそう言うマリアちゃんにじろりと睨まれた(怖っ!)

「何言ってるの!それはアレンがミヅキのた・め・に・頂いてきたのよ。ねぇコナン!!」

「まぁ確かにすごく必死でしたね。土下座までして」

「ど、土下座?!」

「そうだ!それだけ俺は着てほしい。俺はミヅキじゃないと絶対嫌だ。ミヅキがいいんだ!」

「……」

あかん。すごくキュンとくるはずのセリフなんだろうけど全然ときめかない。(この状況でなかったら確実にときめいてた)この方どうしたらいいの。助けを求めるかのごとくコナンくんを見るが諦めようと言わんばかりに肩を叩かれた。コナンくんだけは助けてくれると信じていたのに…。

「コナン!俺のミヅキに気安く触るな!」

「えっ!す、すみません」

アレンくんのあまりの迫力にコナンくんはビビっている(ほんの少し引いてる)

「えっ、わたしがいつアレンくんのものになったの?」

「ち、違うのか…?」

「ちがいます」

残念なイケメン。それが我らがリーダーアレンくんなのだ。このときはまさか本当に装備することになるだろうとは思いもしなかった…。

▼つづく
140729

乙女座のユニコーン