わたしは今デュオとふたりで喫茶店に来ている。なぜかというとここの期間限定メニューである超特大パフェを食べに来たからだ。ただこのパフェを食べるにはカップルじゃないといけない、ということらしい。どうしても食べたかったわたしはデュオにお願いをして一緒にきてもらったのだ。

「ごめんね、せっかくの休みの日なのに」

「いーって気にすんなよ。それに俺も甘いもの好きだからよ」

ニシシと笑うデュオの笑顔にきゅんとなる。

「お待たせいたしました。こちら特大デラックスパフェでございます」

「おっ、きたみてーだな。…ってでっけ〜な!」

「本当!…でも美味しそ〜」

運ばれてきたパフェはすごく大きくて驚いた。なんていうか普通に5人前くらいありそうだし…。でもでもっなんだかワクワクする。わたし甘いもの超好きだし!

「デュオたーん!これやばいねっ」
「デュオたんって何だよ!でも確かにこれはやべぇ」

「ここまで大きいなんて思わなかったよね。…まあ食べようか。はい、デュオたんあーん」

ほんの冗談で言ったつもりだった。一応カップル限定のパフェを食べてるわけだから周りから見たらわたしたちもカップルに見えてるわけだし、なんとなく雰囲気で。デュオも笑ってのってくれると思ってたから。

「はっ!?」

「ほら、あーん」

「………あーん」

でもその予想ははずれて、デュオは顔を赤く染めていた。そして一瞬戸惑ったものの口をあけ、パフェを食べた。な、なななな…なんていうか!

「デュオって可愛い…」

ものすごくキュンときた。いつもはわたしのことをしょーがねぇなあ、って子供扱いばっかりしてるけど実は照れ屋なんだなって。

「か、可愛いくなんてねぇよ!…俺よりもミヅキの方が…」

「ん?わたしがなんって?」

最後の方なんて言ったかよく聞きとれなかった。


「…なんでもねぇよ。ほらミヅキも食えよ。はいあーん」

「…あーん」

口元にスプーンが差しだされる。自分がした時は大丈夫だったけどなんていうか、される側になったらすごく恥ずかしい。口に含んだ瞬間わたしもさっきのデュオみたいに赤い顔をしてるのかもしれない。そう思ったら恥ずかしいのがさらに恥ずかしくなった。

「………」

「どうしたんだミヅキ?」

「な、なんでもないっす…」

「そっか。…これ俺と間接キスなんだけどなー」

「ぶっ!」

「うわっ、おま、きたねーなあ!」

「デュ、デュオがそんなこと言うから…!」

「なんだ意識してんのか?可愛いとこあんな」

「あのねー…」

最初にあーんってされてた時は赤くなってたくせになんかムカつくなあっ。でもそんなデュオもやっぱり好きだなあって思うわたしは相当デュオに毒されているんだなって改めて思った。

・・・
120115 / title 無垢

乙女座のユニコーン