細いけど逞しいそんな背中を見ていると抱きつきたくてたまらなくなった。…えいっ
「デュオ〜」
ぎゅっ
「うわっ!な、ななななな…ミヅキ?!」
耳も顔も真っ赤にしてわたしを引き離そうとするデュオ。振り返ってわたしを見る目は、驚きで満ちている。でもでも離れたくない。だからはがされないようにさらにぎゅうぎゅうとしがみつくとデュオはさらに顔を赤くした。かっこいい…けどかわいい。
「好き〜」
「お、おま、いきなり何言ってんだ…!」
「だって好きなんだもん、やばいんだもん」
いまのわたしは甘えたくて仕方がない。背中にほっぺをあててすりよる。そうするとデュオがピクリと動いたのがわかった。筋肉で無駄なく引き締まった背中はデュオの香りがしてクラクラしそうだった。変態的な意味じゃなくって。すごく安心する香りで気分的にはもう今眠っちゃえる感じだった。
「……俺だって」
そう呟いたかと思うといきなりわたしの方を向いたデュオ。…ビックリした。
「デュ、デュオ?」
振り返ったデュオは真剣な顔をしていて。
「………」
ちゅ
「!!!」
え、ええええっ…。いまのって!!
「…俺だけやられっぱなしってわけにはいかねーからな」
ごちそうさん、ミヅキ。ニヤリと笑われ次はわたしが顔を真っ赤にする番だったということはいうまでもない。
・・・
111231 / title 無垢
乙女座のユニコーン