服も可愛いお気に入りのものを選んで、化粧も念入りにチェック。よし、オッケー。今日のわたし…いつもより輝いてる!(はず)だってだって今日はトロワくんとのデートの日。しかも最近付き合いはじめたわたしたちにとっての初めてのデートだから。当然気合いも入る。ああ、約束の時間が待ち遠しい!…早くトロワくんに会いたいなあ。本当は30分前に家を出ても余裕なくらいなんだけど、なんだかじっとしていられなく家を出ることにした。
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「えっ、トロワくん?!」
「…おはよう」
約束をしていた場所に行くとトロワくんはもうそこにいた。えっ、今は9時40分。約束の時間は10時なのに……。一体いつからいたんだろう。…ていうか私服のトロワくんまじやばい。なんていうか…モデルみたいだ。わたし、もはやちんちくりんみたいな感じ。申し訳なさでいっぱいだ。
「ぷっ…百面相してるぞ」
「えっ!」
自分の世界に入っている間に百面相をしていたらしい。…恥ずかしすぎる。
「驚いたと思ったら赤くなってさらに次は間抜け面だったからな。ミヅキを見ていたら飽きない」
クツクツと笑うトロワくん。そんなところでさえ何かもうイケてるオーラが出ていてやばい。また顔が赤くなってしまう。
「…自分では自覚ないんだけどなあ」
「そうだろうな。ただ俺はミヅキのそういうところ、いいと思う。可愛いくて目が離せない」
「えっ…!」
…もうこの人は一体わたしをどうしたいんだ。
「さあ行くか」
「!」
そう言いトロワくんはわたしの手を自然に握るものだからわたしの頬はさらに熱くなるのだ。
「実は今日ミヅキに会えると思うと自然と早く来てしまってた」
「……トロワくん」
「…これはミヅキを好きだから、なのだろうな」
そう言ったトロワくんはどこか顔が赤くて照れているのだと思った。でもわたしはとても驚いた。以前は好き、という感情を理解できないってトロワくんは言っていたから。…だからこそ嬉しい。しかも好きって言ってくれたのは告白の時以来で、2回目だ。
「…わたしも好きだよ」
「一緒だな」
「両方が好きあっていることを両想いっていうんだよ」
「…。そうか両想い、か。なら俺とミヅキは両想いなんだな」
ミヅキと両想いになれて幸せだ。そう微笑んで言うトロワくんはかっこいいと言うよりも可愛いく見えた。わたしもトロワくんと好きあって、こうして付き合えて幸せだよ。
「ね、初めてのデートだから記念にプリクラとろうよ」
「…ぷりくら?」
「行ってみれば分かるよ」
話すたび、一緒にいればいるほどどんどんトロワくんを好きになってく。わたしもトロワくんといることで本当の好き、って気持ちが分かってきた気がするよ。
・・・
111220 / title 無垢
乙女座のユニコーン