夜の闇の中なにかがわたしの懐でもぞもぞ動いている。え…なんだろう、恐る恐る布団をめくってみるとそこにはデュオくんがいた。
「え、えええっ?!!」
「ばか、大きい声出すなよ」
「ご、ごめん…」
って何で謝ってたんだろうわたし。つい反射的に言ってしまった…。わたしの布団なのに。
「な、なんでデュオくんここにいるの?」
「添い寝してやろうかと思って。ミヅキ、俺がいないと寂しいだろ?」
「そんなことっ…」
ことない、そう言いたいけど否定できなかった。心の中ではデュオとくっついていられて嬉しい、そう思っているわたしがいたから。
「素直になれよ?ミヅキ」
「ええっ!」
「…お前最近寝れてないだろ。いいから甘えとけって」
驚いた。確かにわたしは最近働きづめで夜中も起きていることがあった。でもデュオくんがそれを知っているだなんて夢にも思わなかったから。
「デュオくんっ」
「遠慮すんなって」
「………ありがとう」
わたしのこと見ててくれてたんだ…。そう思うと嬉しさやら恥ずかしさやら色々な感情がこみあげてきた。なんだかどうしようもなくなり、照れ隠しも含めデュオくんにぎゅううっと抱きついた。抱きつけばデュオくんの優しい香りと暖かい体温が直に伝わってすごく安心した。ごめんデュオくん涙がちょっと服についちゃったよ。
「おやすみ、いい夢見ろよ」
「うん…ありがとうね」
今日はお言葉に甘えてぐっすり眠ってしまおう。デュオくんの優しい腕に抱かれて。
・・・
120209 / title 無垢
乙女座のユニコーン