「ああっ、もう可愛い可愛い可愛いっ……!」
「は、離してくださいっ…ミヅキさん…」
僕をそれはそれは嬉しそうに抱きしめる女性はミヅキさん。とても可愛いくて優しくて…僕の大好きな人だ。僕のことを可愛いと言っていつも抱きしめてくれる。…でも正直複雑だ。僕はミヅキさんを“お姉さん”としてではなく“女性”として見ている。けど、ミヅキさんは僕を子ども扱いしてばかりだ。けど抱きしめられてるこの状況はやっぱり嬉しい。ミヅキさんってすごくいい匂いがするし……でも…、そのっ……顔のところにおっぱいがあたってて…少し恥ずかしい。…いや、嫌とかじゃなくてむしろうれしい(だって僕も男だし相手はミヅキさんだし)けどミヅキさんは分かってやってるのか、胸をぎゅうぎゅうと押しつけてきて僕は色々な意味で死にそうになるのだ(窒息と恥ずかしさで)
「ミヅキさ…!は、離して…む、無理ですっ…」
「え〜…だってわたし好きなんだもんウッソくんのこと。だから離したくないよう」
こ、子どもとしてのくせに。僕が少し複雑そうな顔をしていたのに気づいたのかミヅキさんは「…ウッソくんどうしたの?」なんてきょとんとした顔で聞いてきた。人の葛藤も知らないで…(でもそんな顔も可愛いから困ってしまう)
「…なんでもないです」
「…どうして拗ねてるの?わたし何かしたかな」
さっきまで笑顔だったのにしゅん、としているミヅキさん。や、やばいぞっ。
「ミヅキさんがっ…僕を子ども扱いするから…」
「えっ」
またもやきょとん顔をするミヅキさん。そして驚いた表情から徐々に笑顔になりクスクス笑う声が聞こえた。
「それは勘違いだよ」
「…え?」
「わたしウッソくんのこと子どもなんて思ってないよ」
「それってどういう意味ですか?」
「…そのままの意味だよ」
ミヅキさんに再びぎゅっと抱きしめられた。そしてさっきの言葉を聞いてクエスチョンマークばかりが頭から出ていた僕だけど真相を理解した時は顔から火が出そうな想いだった。
「あ、あああああああの」
「な、なななななにかな?」
「僕がもっと強くなってミヅキさんより背が高くなって…そうしたらミヅキさんに伝えたいことがあります」
「!うんっ。待ってるね。……さすがに今はわたし、犯罪になっちゃうからね」
僕はなんだかたまらない気分になって恥ずかしさを紛らわせるため再びミヅキさんの胸に顔をうずめた(…って思わずやっちゃったけどこっちも恥ずかしいいいい!)
・・・
0719/title:無垢
このヒロインちゃん完璧にゆあです。なんだか最近ショタコンぽいのです。
乙女座のユニコーン