なんだか今日は疲れちゃったなあ。いつも鍛練したり本読んだり仕事したりしてるけどこんなに体がだるくなることなんてないのに…。疲れが今になってでてきたってことなのかな?…まあいいや。もうちょっと起きていたい気もするけど…寝ちゃおう。
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う〜んなんだかあついなあ…。なんでだろ、布団一枚しかかぶってないのに。それに何というか…う、動けない…だと?いやいやいや!!わけがわからないよ。ハッ…!まさか金縛りだというの…?!え、えええええーっ!!やばい、わたし超パニック状態なう。
「なんで〜…」
「…う、ん…。ミヅキ…?起きたのか…」
「……………えっ」
耳元からはなぜかシンドバッドさまの声。…な、なんでわたしの布団にぃぃぃぃ!?ていうか吐息!!耳にあたってくすぐったい…。しかも寝てたからってこともあって声がハスキーで…その…エロボイスだ。
「シ、シンドバッドさま…なんでこんなところに…」
「ミヅキのことを考えてたら会いたくなってな」
「えっ!いや…えと、えと、えええっ!いや、あの…」
「そんなに慌てるなよ。本当はすぐ帰るつもりだったんだ。けど俺が来たことにも気づかず無防備に寝ているミヅキが悪い。一緒に寝るしかないだろう」
いや普通に帰るだろ、寝てたら。ってちょっと思ったけどそこは言わずに飲みこんだ。いま恥ずかしすぎて死にそうで、うまく話せない気がして…。
「ミヅキといると安心するんだ。優しい匂いがして暖かくて…疲れもふっとぶというか、その、なんだ。俺はミヅキが好きで仕方がないんだ」
「えっ…!」
な、ななななななな…!す、すすす好き…だなんて!えええええっ!シンドバッドさまのような方がわたしを好きだなんて。いきなりそんなことを言われてもどうしていいか分からない。
「ミヅキも俺を好きでいてくれているだろう?だからさ…驚かせたことは悪いが、一緒に寝ても大丈夫だ」
バ、バレてるし…。それに何が大丈夫か分からないよ…。その間にもわたしは嬉しさやら恥ずかしさやら驚きやら色んな感情が混ざりあってすっかり目が冴えちゃってるのにシンドバッドさまはおやすみ、なんて呑気にも寝息をたてて寝てしまった。動こうにもシンドバッドさまにガッチリ抱きしめられて動けないし…眠気は覚めちゃったし、何よりシンドバッドのさっきの言葉と暖かい体温でわたしは混乱して結局ほとんど眠ることができなかった。明日…明日絶対シンドバッドさまにもう一度今夜のこと問い詰めるんだ…!そう考えていると自分でも気づかないうちに眠りに落ちていた。
・・・
title メルヘン
乙女座のユニコーン