「真田くん早く!」
「落ち着け、すぐ終わる」
これが落ち着いていられるもんですか。だってだって…今日は珍しくテニス部が休みで…真田くんと二人きりになれる放課後だもん。チャイムがなるやいなや立ち上がり帰る準備をする真田くんの前でぐずる。そうしたらお前は赤也のようだな。と呆れられた。……真田くん超失礼。でもまあ許してあげる。わたしってば寛大だからね!「ミヅキ、行くぞ」「あっ、うん」真田くん準備終わったみたい。
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「さて、どこに行こうか」
「皇帝はどこに行きたいの?」
「それはバカにしてるのか。…行く場所はミヅキに合わせる。いつも一緒にいられず我慢をさせているからな」
「真田きゅん……」
ほんの少しだけ頬を赤らめてそう言う真田くんがかっこよすぎでどうしようかと思いました。
「どこでもいいの?」
「ああ、構わん」
「やった!じゃあね…真田くんのお家に行きたいっ」
今までずっと行ってみたいって思ってたけど恥ずかしくて言えなかったこと。言ってみると案外すんなりと言えた。だけど真田くんのことだから、ふしだらだ!とかたるんどる!とか怒られちゃうかも、なんて言ったあとに気づいたわたしはバカだ。
「………たるんどる」
「すいません…。……って、ええっー!?」
やっぱり言われたー!!…ん?でもなんか違和感。たるんどるって言い方にいつもの覇気がない…というか弱々しい感じがした。そう感じ真田くんの顔をちらりと見た。そしてわたしは思わず叫んでしまった。真田くんの顔が赤く染まってていたからだ。
「ど、どうしたの…。さ、さささ真田くんんん…」
「っ見るな…。」
そうやって顔をふいと逸らす真田くん。いやいやいや普通見るでしょ。だってこんな珍し…いや、可愛い真田くん見れることあんまりないからね。少しニヤニヤしていると真田くんが少し戸惑った顔をしてこっちを見た(ビックリした…!)
「…ミヅキ…俺はお前が家に来たいと言って嬉しいと思った」
「う、うんっ」
「…俺はふしだらなのだろうか」
その言葉に思わず足を止める。
「えっ!そんなふしだらだなんてあるわけないよ。ていうかそれを言うならわたしの方がふしだらだし…」
だってはじめに言い出したのはわたしだもん。
「………」
「それに真田くんも嬉しいって言ってくれて、わたしむしろ嬉しかったというか…」
「ミヅキ…」
とても硬派である真田くんがそう思ってくれてるってことは本当に好きでいてくれてるんだなって思えたから。だから嬉しいと感じた。
「…ありがとう」
「いやいや!こちらこそありがとうだよ」
「…では行くか」
帽子を深く被り直し、わたしの手を握り歩きだした真田くん。わたしといえばはじめて手を握られたものだから驚いたけど、それをあえて言うことはしなかった。だって言ったら真田くん絶対に手を離しちゃうもん。無自覚っぽいし。ニヤニヤする顔を抑えることなくわたしは真田くんの隣を歩き続けるのであった。
・・・
0419 / 心咲ちゃんへ
(title 降伏)
20万打おめでとう\(^o^)/もはや真田くんとデートできてなくてごめんなさい(泣)ただ愛はたくさん詰まっているので良かったら受けとってください☆
乙女座のユニコーン