「あっ、飛影」

「そんなに走っては危ないぞ」

「大丈夫大丈夫…ってうわああ!」

「…ちょ、お前俺を巻き込むなあああ!」

「…いった〜」

…と思ったら痛くなかった。むしろ柔らかい。恐る恐る下を向くと飛影がそこにいた。しかも飛影の顔はわたしの胸に潰されている。

「あ、あああ大丈夫??!飛影?!」

「お、俺がこれぐらいで痛がるとでも思うのか?」

「…はは、良かった〜。ごめんね」

「…ただ痛みよりお前の胸で窒息死するところだったがな」

頬を赤くして照れたように飛影にわたしまで照れてしまう。事故とはいえこれは恥ずかしすぎる。

「本当に見苦しい真似をしまして…ごめんなさいい!」

「…フン、別に気にしてなどいない。では俺は行く」

忙しいからな、そう言い飛影はすごいスピードで走り去っていた。飛影のあまりのスピードに圧倒されつつさっきのことを思いだしてまた顔を赤くするわたしだった。


「(今、飛影のヤツ絶対嬉しかったよな)」

「(そうだね。あの行動から推測すると恥ずかしさのあまり顔も見れなかったんだろう)」

「(あいつも若いな〜)」

実は幽助と蔵馬もここにいたりした。

・・・
110727

乙女座のユニコーン