このまえ街に行ったとき、ぴんく色のまるでわたあめみたいにふわふわしたワンピースを見つけた。すっごくわたしの好みで一目惚れしてしまった。一緒に買い物に行ってたブルマさんに試着したところを見てもらうと可愛いって褒めてもらえて、すっかりテンションの上がったわたしはその服を購入した。

「これ、今度悟空に会うときに来ていきなさい!あんたたち初デートよね。いい?最初が肝心なんだからね!」

なんて(すごい剣幕で)ブルマさんに言われたし、わたしもせっかくの初デートだからお気に入りの服で行きたいなあ。そう思いそのワンピースを着ていくことにした









わたしが悟空のご自宅におじゃますると私服の悟空が迎えてくれた。し、私服はじめてみた…。稽古着の姿しか見たことなかったからすごくドキドキする。かっこいい。
「ごめん、少し遅くなっちゃった」

「いや、大丈夫だ。オラもさっき着替えたばっかりだ。…ってど、どうしたんだミヅキ、その格好…」

「えっ、もしかして変っ!?」

自分ではなかなか似合うと思ってたんだけど、実は似合っていなかったとか…?目の前でぽかーんと口をあける悟空の顔がそう言っている気がする。ブ、ブルマさん…このワンピース…どうやら失敗だったみたいです。

「あ、いや、そういう意味で言ったんじゃねえよ!」

「え…?」

「なんかいつもより可愛い気がして…驚いただけだぞ。服もすっげぇ似合ってる」

「ほ、ほんと?!」

「あぁ、オラ嘘は言わねぇ」

「…よかったぁ〜」

あんな顔してたのは驚いてたからなんだね。よかった、早とちりだったみたい。

「それにしてもミヅキはいつも可愛いけど今日は一段と可愛いくて…オラ驚いたぞ!」

「えっ、」

ボンッ、と顔に熱が集まるのがわかる。い、一段と可愛い…だって!!そんなことないよ、って否定をしてみるも悟空はいや可愛い、の一点張りで。嬉しいけど……恥ずかしくて顔をあげらんない。
すると顎をつかまれ無理やり悟空の方を向かされる。

「ご、ごくう…」

「…そんな顔で見るなよ。オラ何しでかすかわかんなくなっちまう」

なんて悟空が愛しそうにわたしを見つめるものだからわたしは思わず目をそらしてしまう。すると目の前には悟空の顔。そして唇に柔らかい感触。

「えっ、えっ…いまのって…」

「ちゅーしちまったな」

ニヤリと笑いしたなめずりする悟空から次は目が離せなかった。キスをしたという事実と無邪気だとばかり思っていた悟空から色気が感じられたことにわたしはただただ戸惑うばかり。

「な…なんか今日の悟空っていつもと違うね」

「?そうか」

「うん…なんかすこしセクシーな気がする」

「でも嫌じゃねえだろ?」

「そうだけど…ただ少し驚いた」

だって前は女か男かパンパンしないとわかんなかったくらいだし。だから付き合うってなった次点で少し奇跡だと思ってたくらいなのに…。

「オラも成長したってことだ」

「まぁそうなんだろうね」

「とはいってもミヅキ以外の女に欲情なんてしねぇけどな」

「な…!」

よ、欲情だなんて…どっからそんな言葉を覚えたんだろう。亀仙人さんにいらんことでも吹き込まれたのだことで…よし、オラの部屋行くぞ!」

「へっ?」

「…いっぱい可愛いがってやるからな」

「な、ななななな…どういう…」

「責任はとるからよ」

どういうことー?!わたしの突っ込みも虚しく悟空に手を引かれるまま部屋に連れていかれた。そしてわたしはたくさん悟空に愛されたのでした。








「うう…はじめてって痛いんだなあ」

でも好きな人とひとつになれるって幸せなんだなって思った。隣ですやすや眠る悟空の胸に顔を埋め、ゆっくり目を閉じた。ブルマさん、このワンピースを着ていったことはどうやら正解だったようです。

・・・
130918/title 魔女

乙女座のユニコーン