「グリーン、わたし新しいリップ買ったんだ
イチゴの香り
いい香りじゃない?」
「あ〜どうりで甘いにおいがすると思ったぜ
イチゴってなんかミヅキっぽいな」
「本当??
イチゴ大好きだから嬉しいなあっ
グリーンも使ってみる?」
「はっ?!」
な、なんてことを言い出すんだコイツは…
俺がこのリップを使うということは、その…か、かかかかか間接キスになっちまうじゃねぇか!!
キスだぞ、キス
これは一種のキスなんだぞ?!
さっきから漂うこの甘い香りにもクラクラきてたのに間接キスなんかしちゃったらもうあれだ、俺は恥ずかしくてたまらなくなるのが目に見えてる
…それにそもそも俺にイチゴのリップってどうなんだ?
俺はもし他の男がイチゴのリップを使っていたら正直気持ち悪いと思う
「お、俺は使わねぇよ…」
「…そっか、やっぱりわたしの使ったものなんて嫌だよね」
その言葉にハッとしてミヅキを見る
ばっ、そんな意味で言ったわけじゃねぇんだよ!
悲しそうにしゅんとするミヅキに胸が痛んだ
使いたくないわけない、むしろ使わせていただきたい
だけど赤くなった顔を見るのが恥ずかしくてできなかった
だけどミヅキの悲しそうな顔を見てそんな考えは一瞬で吹き飛んだ
「っんう?!」
気がつけば俺はミヅキに口付けていた
しかも深く
間接キスを恥ずかしがっていたわりに大胆な行動をした俺自身に驚きだ
十分に口内を味わった後、口を離せばミヅキはトロンとした顔で俺を見ていた
ちょ、その顔はやばい!
「グリーン…」
「…悪い」
「ううん、嬉しかった…!
わたしグリーンとキスがしたかったから
だから間接キスでもしたいって思ってたんだけど…」
そう言って顔を真っ赤にするミヅキは最大級に可愛かった
そして今更になり俺も恥ずかしさがこみあげてきた
…が!俺はすげぇ頑張って言った
心臓はバクバクで死んじまうかと思った
「…ま、またキ、キキキキス…してもい、いか」
ミヅキは一瞬呆気にとられた顔をしていたけどすぐに笑顔になり目を瞑った
俺は緊張しながらも本日二回目のキスをミヅキに落とした
・・・110112/thx はらぺこ<
乙女座のユニコーン