「ミヅキちゃん、元気ないね〜
どうしたの?」

「………はぁ」


お前がアップルちゃんアップルちゃんって言ってるからだろ!というツッコミはできず、ただただため息をつく。シーナの女好きは今に始まったことではないし、わたし達は付き合っているわけではない。それなのにヤキモチを焼くなんておかしいって分かってるんだけど、胸のもやもやはどんどん大きくなっていくばかり。


「心配事あるなら俺聞くよ」


いつもはは見せない心配そうな顔に胸がズキリ、と痛む。こんな顔させたいわけじゃないのに。でもシーナをそうさせているのは間違いなくわたしで。わたし本当なにやってるんだろう。


「……あんまり他の女の子と仲良くしないでよ」


言いたいけど、言ったらダメだって思ってたものが我慢できずとびだす。
……あああ、ますますわたし何やってるんだろ…!
余計にシーナを困らせてしまったかもしれない。思わず顔をうつむかせる。そして次に来るであろう避難の声に備えてぎゅっ、と手を握る。
だけどいつまでたってもシーナの返答はない。不審に思いチラリ、とシーナを見るとシーナは口をあんぐりと開けていた。うわ、間抜けな顔だ〜。


「…ミヅキちゃん、あの、それは自惚れてもいいわけ?」

「え、いや、あ〜…まぁ」

「あーもう!!ミヅキちゃん好き!!」


目をランランとしたシーナに抱きしめられる。腕の中には真っ赤な顔をしたわたし。突然のことに正直いま何が起こっているかも理解できていない残念なわたしの脳みそ。

「俺、正直女の子は好きだけどミヅキは違う好きなんだ」

これって愛してるってことなのかな、と照れて笑うシーナにわたしの憂鬱は吹き飛んだ。

「わたしも好きじゃなくて、愛かもしれない。
…ていうか愛です」

「…あ〜もう!可愛いすぎるんだけど!
ほんと食べちゃいたい」

狼さんなセリフが聞こえたけど、それも今はわたしの気持ちを高ぶらせるだけなのです。








「実は俺、ミヅキちゃんのことアップルちゃんに相談してたんだ」

「え!そうなの…?」


憂鬱から一変
わたしの気持ちは晴れ模様です

・・・
title はらぺこ

乙女座のユニコーン