※現パロ
フリックさんが骨折したのでお見舞いに行きました












「よぉ!来てやったぜ」

「おじゃましまーす」

「ビクトールにミヅキか
わざわざ悪いな」


「それにしても骨折なんてとんだ災難だな」

「なに、どうってことないさ」


「でもトラックが突っ込んできたのに骨折だけですんで良かったよね」

「あぁ、あの時は本気で死ぬかと思った」

「お前の運のなさがこんな時に発揮されなくて良かったな!
わっはっは」


「…お前な」

「ビクトールこんなこと言ってるけど、フリックが事故にあったって聞いたときすごかったんだよ
顔を真っ青にしてあのまま放っておいたら運転手を探し出して殺しに行きそうな勢いだったもん」


「ばっ…ミヅキお前普通それを言うか?!
それにミヅキも俺と大して変わらなかったじゃねぇか!」


「…お前ら俺のことがよほど好きらしいな」

「気持ち悪いこと言うなっての!俺はミヅキ一筋だからな
ミヅキもただ心配しただけで好きとかじゃねえよ」


「え?は?わたし?!」

「お前が一筋でもどうやら一方通行みたいだけどな」

「……お前はいいよなあ!
どこに行ったって女にちやほやされるからなあ!」


「ばっ…俺だってされたくてされてるわけじゃねぇよ!
大体俺には心に決めた人が…」


「それってオデッサ先輩?」

「…え?いや、それは…」

「何どもってるんだか
まあ俺は心に決めた人とやらが誰かは知ってるがな」


「ビクトール、お前は…」

「え〜、誰だろ
気になるなあ〜」


「いや、気にしなくていい」

「とりあえずミヅキ、フリックが入院してどう思う?」

「え、そりゃ悲しいよ…
早く治ってまた学校に来てほしいと思うし…
あ…えっ、と…なるべく毎日お見舞いに来たいです」


「!」

「だとさ!やるな〜この色男!」

「…ちゃかすなよ
ミヅキ、ありがとな」


「病院にひとりは寂しいよね
じゃあ毎日この時間帯は楽しみにしててね
ビクトールと一緒に来るから!」


「え、こいつも来るのか?」

「だってビクトール来ないと寂しいでしょ」

「………………………あぁ」

「残念だったな、フリック
まっ!人生そんな甘くねぇってことだ」


「お前に言われると無性に腹立つな」


101126
乙女座のユニコーン