俺には好きな子がいる
その子はミヅキっていうんだけど、素直で優しくて笑顔が素敵な可愛い子
みんなに分け隔てなく接するミヅキだけど何故か俺には冷たい…というよりそっけない
…なんでなんだあああああ!!!
さすがの俺でもこれはヘコむよ

だけど俺は今日もへこたれながらもミヅキに話しかける
理由は好きだから
…だから話しかけずにはいられない俺


「ミヅキー、今日昼から暇かな?
良かったらお茶でも…「ごめん、シュウさんから仕事任されてて…」


…俺まだ言い終わってないのに
いそいそと去っていくミヅキの背中を見つめる
また今日も失敗か
そういえば前に誘った時は仕事って俺の誘いを断った後、フッチやサスケと談笑してたような…
もしかして今回もそのパターンなのか?!そうなのか?!
…あれ、おかしいな
なんだか視界がぼやけてきたよ……!








「…というわけなんだけどフリック、どうしたらいいかな?」

「いや、どうって言われても…
なぜそれを俺に聞くんだ…」

「なんでミヅキは俺には冷たいのかな……」

「いや、それはお前、あれだろ」

「ん?あれって?」

「ミヅキの照れ隠しだろ」

「………はああ?!」


いやいやどこも照れてるようなとこなかったはずだけど

「ミヅキがシーナに話しかけられると緊張してそっけない言い方しかできないって悩んでたぞ」

「え!本当か?!」

「あー、それにお前女に話しかけてばっかだから…ミヅキそのことも言ってたような…」


こんなこと言ったってバレたらミヅキに怒られるな、とフリックは笑った
でもおかげで貴重な情報が手に入った
…ミヅキがフリックに相談してるっていうのは不服だけど
でもまあフリックが話してくれたから原因は分かったわけだし、フリックに感謝しないとな
話しを聞けばどうやらミヅキは俺のことを勘違いしているみたいだ
…確かに女の子に話しかけすぎてることは認めるけど何かに誘ったりするのはミヅキだけだ




・その後はフリックに言われたことばかり考えていた
考えれば考えるほどミヅキの誤解を解きたいって気持ちが大きくなってついにはミヅキの部屋の前まで来ていた
少し緊張しながらノックをすると中の方からミヅキがドアを開いてくれた


「え、え?」

ミヅキは相当戸惑っている
まあ当たり前だよな
俺が部屋を訪れたことなんて今までなかったし


「あのな、フリックから聞いたんだけど…俺、ミヅキ以外をお茶とか誘ったことないから!」

ミヅキは突然の訪問、そしてこの言葉に目をパチクリさせている
くっ、可愛い…!けど今はそんなこと考えてる場合じゃない

「この意味、分かる?」

「………うん」

戸惑い気味だったミヅキも俺の言葉の意味が分かったみたいで、徐々に顔を赤くして頷いてくれた
はじめてこんな顔をみた
うん、文句なしの可愛さだ


「あの……」

「うん?」

「いつも、その…ごめんね」


シーナが話しかけてくれるの本当は嬉しいけど恥ずかしくて仕方なくて素っ気ない態度とっちゃって、他の女の子みたいに可愛いくなれない自分に自己嫌悪して逃げちゃってた、わたしダメダメだよね
そう言いながら涙ぐむミヅキを見て胸が高鳴った
潤んだ瞳、赤い頬、ぎゅっと結ばれたピンクの唇
やばいやばいこれは犯罪級の可愛さだ
あれ、さっきから俺可愛いしか言ってないなあ


「ごめん…俺軽すぎてたからミヅキにも勘違いされるんだよな」

「いや、違うよ!
わたしが勝手に拗ねてただけで……」

「いーや、俺が悪いね!
…それでさ俺の勘違いじゃなければミヅキも俺のこと好きなんだよな?」

「えっ」

「俺はミヅキのこと好きだけどなあ」

「よ、よくそんなこと恥ずかし気もなく言えるね…」

「まあ本当のことだしな」


なんて実は余裕ぶってる割に緊張しまくっていたりする
高鳴る胸の鼓動を抑えるために自分の手のひらを指でつねった

「うう………」

「俺の勘違いかな」

「え、いや…」

「ミヅキは俺のこと嫌いなのか…」

「!………っ好きだもん」


ちょ、みんな聞いた?!ミヅキの口から好きって…!俺の目を上目遣いで見て好きって…!しっかりしろ、俺!気を確かに持つんだ…!


「じゃあ俺達両想いだね」







…と、まあこんなこんな感じで俺達は付き合うことになりました
今は悩みも消えて楽しく過ごしてるよ
いや嘘、悩みならある
ミヅキのことをどんどん好きになっていってる俺が怖い、どうしよう
…ごめん、ふざけすぎた
現在、俺とミヅキは喧嘩することなく毎日仲良くお茶してるよ






kuonさまへ捧げます!
15万打おめでとうございましたっ!

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101024

乙女座のユニコーン