窓から入り込む夜風が涼やかな初夏の夜。カプセルコーポレーションに用意された自室にて、バスタイムを終えたトランクスを待っていたのは恋人のミヅキだった。
「って、うわあ!」
「あ、トランクス。おかえりー」
思わず一歩後ずさるトランクスに、ベット の上で下着にシャツ一枚という恰好で座っ ていたミヅキは不思議そうな顔を向けた。
「な…何をしてるんですか?」
「ボディクリーム塗ってるの。」
「はぁ…この暑いのに…」
「夏だって冬だって、すべすべな肌を保ちたいのっ」
真剣な顔で告げ、ミヅキは視線をトランクスから自分の手足へと戻す。ふと、彼の口元は弧を描いた。
「俺が塗ってあげます」
「へっ?」
手を止め、ぱちくりとした視線をトランク スへと向けるミヅキ。トランクスはそんな視線を受け流し側まで 来ると、ベットの上へと乗る。ぎしりと音を立てたスプリングにミヅキは漸く状況に気付くのだった。
「い、いいい、いいから!自分でやるか ら…!」
「遠慮しないで下さい」
ミヅキの脚を掴んで引き寄せ、自分の腿の上へ乗せる。ついでに彼女の手にしていたボトルを奪い取ると、器用な動作で指に含んだ。
青い瞳がミヅキを見据え、彼がニッと口角を上げれば、みるみる内にミヅキは顔を赤くする。
「っ…、」
するすると滑らかに膝から足を滑って行く トランクスの手。脚をばたつかせように も、サイヤ人の血には敵わなくて。トランクスの手が内腿に触れた瞬間、ミヅキはぴくりと身体を震わせた。
「……」
ちらり、と視線を上げてミヅキを見る。 頬を染め、きゅっと目を瞑っているミヅキの姿にトランクスはちょっとした昂揚感を覚えるのだった。
「…可愛い」
「〜っ、ばかばか!自分でやるから離してよエッチ!」
「いいえ…!俺がやります」
そう言って眼前に迫るトランクスの顔は妙 に真剣な表情で、ミヅキはむぐと言葉に詰まる。そんな反応を知ってか知らずか、ミヅキの身体はあっという間にトランクスによってベットへと押し倒された。
「おぶっ、…なん、な、何っ?」
「…」
枕に頭を打ったミヅキが眉を寄せてトランクスを見上げる。馬乗りになったまま、器用にお腹を撫でるトランクスの手にミヅキは脚をばたつかせながら身を捩った。
「ぷはっ、あはは、くすぐったいってばト ランクス〜…っ!」
「ミヅキさんのお腹は柔らかいな」
「…なぐるよ?」
むっとした顔を見せるミヅキに、彼はくすりと口元を緩ませた。ぎしりとスプリングを軋ませ、ミヅキの首筋を鼻先でなぞる。
「いい匂いがします」
「あぶない発言だね」
首筋にかかる呼吸に、曖昧にミヅキは笑ってみせた。頬を寄せるトランクスの頭に手を添え、さらさらとした感触を楽しむ。
「トランクスってさ、一見爽やかな好青年 なのに中身はヘンタイさんだよね」
「ヘンタイだなんて心外だなぁ‥」
顔を上げ、青い瞳がミヅキを見下ろす。
「ミヅキさんが可愛いんだから仕方ないです」
「…は、はぁ?もー…何でそんな事さらっ と言えちゃうかなぁ…」
恥ずかしい人、と頭の中で呟くミヅキはぷいっと顔を背ける。そんな姿に小さく笑みを溢すトランクスは唇を彼女の頬に押し当て、ちゅっと音を立てた。
「ミヅキさんにだけですよ。」
甘い甘いその香りに感覚を支配される
「っていうか俺、まだ塗ってないです!ミヅキさんの全身に!」
「…いい加減にせい!」
☆
20130806 title by Largo
美都ちゃんのサイトさまのフリリク企画でいただいた変態トランクスちゃん!素敵な小説をありがとうございました(^o^)!ちょっとエッチなトランクスくん可愛いです//
乙女座のユニコーン