トランクスに買ってもらったぴんくのひらひらスカート。すごくラブリーで可愛いし、彼氏にはじめて買ってもらったということでわたしはるんるんだった。
「ふふーん」
鏡ごしに見えるわたしの頬は緩みっぱなしだ。このスカートをはくことによって、わたしもしかして可愛いく見えちゃう?みたいなことさえ思ったり、その場でくるくる回ってたり、いろんな角度から鏡を何度も見たり…調子にのってたら気づけば後ろにトランクスくんがいた。
「な、ななななな…!」
「ごめん。ほんとは少し前からいたけど声をなかなかかけられなくて」
「ええええっ!」
なんということだ。全部見られていたとは…!顔に熱が集まるのがわかる。恥ずかしすぎる。
「俺からもらったスカートをはいて、嬉しそうにしている美月が可愛いくてもう少し見ていたかったんだ」
「か、かわいいっ?!」
「ああ、とっても可愛いかった。くるくる回ったり、鏡に近づいたり離れたり…むぐ」
「あああ!わかった、わかったからもう言わないで…」
さっきの自分を思いだすというのもそうだし、トランクスもそれを嬉しそうに話すからもうどうしていいかわからなくて軽くパニック状態だ。もう聞いてられなくてトランクスの口を手でふさぐ。…いますぐきえたい。
「あ〜…もう恥ずかしすぎてわたし死んでしまう…」
「そんな大げさだなあ」
「だってひとりではしゃいでるとか痛すぎるし…」
ぎゅっ
すこし自己嫌悪に浸っているとトランクスに抱きしめられた。
「トランクス?!」
「俺は嬉しかったけどなあ。そんなに喜んでもらえたんだと思って」
「え、うん…だってうれしかった、し」
抱き締められるのなんてはじめてで、いつもよりトランクスの声が近くて、わたしの体はフリーズ状態だ。それにどきどきと困惑でうまく話せない。
ちゅっ
「〜〜!」
「他のやつらに見せたくない」
キスしてじっと目を見つめたかと思ったら耳元でこんなことを囁くなんて。反則すぎる。それにハグにキスなんて…急展開すぎてついていけない。どうしていいかわからなくて抱き締める力をすこし強めた。
・・・♪
ひらひらスカートで
(131016)
乙女座のユニコーン