「なんだろう、これ」
ベジータさんの部屋に遊びに来ていたら一枚の写真が落ちていた。まじまじと見てみるとそこには小さい男の子が写っている。ちっちゃいけど気が強そうで目はキッとつり上がっている子でまるでべジータさんみたいだと思った。これはもしかして小さいころの写真なのだろうか。それとも親戚…とか?
「なにこれ超可愛いんだけど!」
この睨むような目つきがたまらん!
「なにが可愛いんだ」
「あっ、ベジータさん。この写真の男の子です」
いつのまにか横に瞬間移動してきたベジータさんが写真を覗きこむ。…と同時に目をカッと開いたかと思えばばわたしの手から写真はなくなっていた。
「あーっ!なんでとっちゃうんですか!」
「うるさい!俺のものなんだから、とるのは当たり前だろう!」
「そ、それは確かにごもっともだけど…可愛いかったのになあ。もっと見たかった〜。あっ、ていうか写ってたのってベジータさんですか。それとも…親戚か兄弟ですか?」
「…俺だ」
「やっぱりそうなんですね!ベジータさんってやっぱり昔も可愛いかったんですね。今も可愛いけど!」
「黙れ!俺は可愛いくなどない」
顔を真っ赤にして怒るベジータさん。そんなところが可愛いのに!
ぎゅっ
「な、ななななな…」
「えへへ〜」
「美月、は、はなせっ…」
「だいすきです」
「!」
「ベジータさんは?」
「お、俺も…だ」
離せっていうくせに抵抗しないベジータさんは口だけで本当は嫌ではないのだ。ツンデレだから。なんだかそう思うと幸せな気分になってベジータさんの頬にキスをした。するとベジータさんはもっと真っ赤になってしまった。
「はぁ…。美月にはかなわん」
「えへへ」
それはこっちのセリフでもあるんだけどね。好きすぎてどうにかなっちゃいそうだもん。
・・・☆
ラヴ・ワールド
(130922)
乙女座のユニコーン