わたしはデュオくんのことが大好きで、デュオくんもわたしのことを大好きだと言ってくれる。好きだぜ、そう言われるたびにデュオくんに愛されている女の子はわたしなんだ。って心臓がギュッとなる。好きな人に好きって言ってもらえることってこんなに幸せなんだなあって思うんだ。

「デュオくんー」

「どうしたんだ美月?」

「…わたしデュオくんが彼氏だなんてすごく幸せ者だと思う」

「はっ?!いきなりどうしたんだよ……」

「何となく」

なんて、本当はいつも思ってることなんだけどね。正直デュオくんにはもっといい人がいるんじゃないかって思うときもある。けどわたしじゃない誰かがデュオくんの隣に立つとか絶対に嫌だって結論にいつもいきつく。

「嫉妬する女の子とかどう思う?」

「おまっ…さっきからえれー唐突だなあ。まあ、嫉妬って言ったってそれは自分のことを好きでいてくれてるってことだろ?俺は嬉しいな。まあヤンデレまで行くとこえーけど」

「そっかぁ。デュオくんって自由奔放って感じだからそういうの嫌いかと思った」

「可愛い嫉妬なら俺は好きだぜ」

「…そうなんだ」

それを聞いてちょっと安心した。デュオくんは色んな人と仲がいいからわたしたまにもやもやすることがあって、きっとそのもやもやは嫉妬してたってことだった。

「…美月って本当に可愛いよな」

「えっ!」

「ヒルデとは何にもねぇから気にすんじゃねぇぞ?」

「え………」

デュオくんは何もかも見透かしていたみたいだ。

「俺が好きなのは美月だ」

「うん……」

ヒルデちゃんはわたしの良き同僚で友達で…けどデュオくんと仲がいいなって思ってもやもやなってた。最近実はそのことでちょっぴり悩んでた。ヒルデちゃんとデュオくんはそんな関係じゃないって分かってたし、そんなことを考えるわたし自身が嫌で。

「わたしも、好き」

「…おう」

だけどそんなもやもやはもうなくなってしまった。デュオくんに一言そう言われただけなのにね。すごくわたし単純だなあって思うけどそれだけわたしはデュオくんのことを信じていて、大好きなんだと思う。デュオくんの腕の中、その幸せを噛みしめた。

end / 120118

乙女座のユニコーン