自分の薬指を見て思わずにやけてしまう。そこには小振りなハートがついたシルバーリングがはめられている。これはデュオが少し前のわたしの誕生日にくれたものだ。今すぐは結婚はできないけど、それまではこれをはめておいてくれとのことだった。それって婚約指輪ってこと?!そう訊ねたわたしにそういうことかな、って照れながらもはめてくれたことが忘れられない。もうわたし幸せすぎる…。
今はデュオの部屋でふたりきり。わたしはデュオの膝の間に座って、ふたりで映画を見ている。好きな人からもらった指輪をつけて好きな人とまったり過ごせるだなんて幸せなんだろう。
背中ごしに伝わるデュオの体温とほのかに香る匂いに愛しい気持ちでいっぱいになった。
「あぁ〜もう今ならわたし死ねるかも」
「おいおい、何ぶっそうなこと言ってるんだよ美月。お前が死んだら俺泣いちゃうぜ?」
「いやぁ、もうそれくらい幸せすぎて…」
「大袈裟だなぁ。でも…俺も幸せだぜ」
後ろからぎゅっと抱きしめられる。お腹に回されているデュオの手にそっと手を重ねた。
「おっ!それつけてくれてるんだな」
「当たり前だよ。デュオがくれた指輪だもん!」
「…あー早く美月と結婚したいなぁ。俺たちまだ子どもだから結婚できないけど大人になったらすぐプロポーズするからな!」
「うん!楽しみにしてる」
それまでずっとこの指輪をつけているからもう少し大人になって結婚指輪をプレゼントしてくれること楽しみにしてるね。
170103
乙女座のユニコーン