街で美味しそうなケーキを買ってきてマリアちゃんと優雅なティータイムを味わっていたわたし。闘いからはちょっと離れて可愛い店があった、とかマリアちゃんのその髪飾り可愛いね、とか女の子らしいおしゃべりで花を咲かせていた。
「…ところで、最近どうなのよ?」
「なにが?」
「なにがってあなた…コナンのことに決まってるじゃない!」
「えぇっ!?ちょっ、マリアちゃん声でかい!」
マリアちゃんってば大きい声でコナンコナン言うからたまにヒヤッとする。これをアレンくんやコナンくんに聞かれていたら死亡フラグだもん(コナンくんは本人だしアレンくんは絶対からかってくると思う)
「もう、大丈夫よ!アレンは剣の鍛練してるしコナンは買い出し中だもの。心配することなんてないわ」
「そ、そうかもしれないけど落ち着かないから小声で喋ってよね!!」
「なにが落ち着かないんですか?」
「うぇぇっ?!」
こ、この声は…パッと隣を見ると紙袋をたくさん持ったコナンくんがニコニコ顔で立っていた。
「なんというタイミング…」
「?どういう意味ですか?マリアさん」
「あ、いや、なんでもないの」
「たくさん買ってきましたよ。やくそう99個にせいすい99個に…これ買ってみました!アミットまんじゅうにアミットせんべいっていう名前らしいんですけど美味しそうですよね!!」
みんなで食べようと思って、と笑うコナンくんが可愛いくてキュンとなった。やくそうとせいすいだけでもすごい量なのに…。わたしたちのためにおやつも買ってくれるだなんて!
「ありがとうね、こんなにたくさん!」
「いえいえ、これくらい軽いですよ!あ、そうそう。美月にはこれもあるんです」
そういってコナンくんが差し出してくれたのは女の子なら誰もが憧れる、ぎんのかみかざりだった。キラキラしていて目が眩しい。
「こ、これもらっちゃっていいの…?」
「もちろんです!そのために買ってきたんですから」
「ありがとう!大切にするね。わたし絶対毎日つける!」
「はい、きっと似合うと思います」
もう嬉しすぎてどうにかなってしまいそうな感じ!まさに有頂天とはこのことだ。好きな人からの贈り物ってこんなに嬉しいんだなって思った。
「つけてあげますね」
コナンくんのきれいな指がわたしの髪の毛に触れ、耳にかける。意識しちゃうとやっぱりドキドキするわけで。近くにコナンくんの顔があって、どこを見ていいかわかんないし、今のわたしはかなり挙動不審だと思う。
「…できました!」
けど、いざコナンくんの指が髪から離れるとなんだか寂しいような気がした。触れられていると恥ずかしいけど、離れたら名残惜しいだなんて変だと自分で思った。でもコナンくんが優しい顔して「やっぱり可愛い」なんて言うものだから頭が真っ白になってしまった。コナンくんは天然たらしにちがいない!
「ありがとう…」
「いえいえ」
じゃあ僕はアレンのところへ行ってきます、そう言ってコナンくんは走り去ってしまった。コナンくんがつけてくれたかみかざりをそっと触る。なんだかくすぐったい気分になった。
「あなたたちわたしのこと忘れてたでしょ」
「そ、そんなことないよ」
ごめんなさい、少し忘れてたかもです。
「ま、いいんだけどね。…早くくっつけばいいのに」
「…え?なんて言った?」
最後の方は何て言ったかわからなかったけど、マリアちゃんがニヤニヤしててなぜか怖さを感じてしまったので聞くのをやめた。
「さ、美月。わたしたちも行くわよ」
「うん」
コナンくんがこのかみかざりをくれた理由、わたしのこと想ってくれてるからだったらいいのにな。聞きたいけど、聞き出せない。恋する乙女の心は複雑なのだ。
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その頃アレンとコナン
「聞いてくださいよ、アレン!さっき買い出しで美月にぎんのかみかざり買ってあげたんですけどねそれを僕…美月の髪につけちゃったんです!その時の美月といったら…顔赤くして唇かんじゃって僕から目をそらすんですよ!もう可愛いのなんのって…僕失神してしまいそうでしたよ。あ、でもアレン!美月がいくら可愛いからって好きになっちゃだめですからね。美月は僕のなんだから!」
「あーはいはい(また始まった。ていうかお前のじゃねえだろ)」
美月ちゃんにぞっこんなコナンくんなのでした。
♪
何カラットのダイヤよりも
20130906
美都ちゃんへ!
甘いサマルになってるか不安ですが…良かったらもらってやってください(>_<)
ニコニコとポーカーフェイス?を保っていたサマルたんですがローレの前では興奮して話していると思うんです←
では、リクエストありがとうでした!
title バニラ
乙女座のユニコーン