ヒイロと一緒のベッドで寝るようになって1ヶ月ほどたったけど未だに慣れない。現に今も目を開けたらすこし上にヒイロのかわいい寝顔があって、ぎゅっと抱き枕に抱きしめられてて…すごくドキドキする。だいすきな人に抱きしめらるのって嬉しいし幸せなことだけど、このままじゃわたしの心臓がもたないし羽交い締めなのも辛い。でもヒイロの力が強すぎて身動きがとれない。…気持ち良さそうに寝てるから起こしづらいしなぁ。
「…ん。おはよう、美月」
「あっ…ごめん、起こしちゃった?」
「いや…大丈夫だ。支障ない」
声をかけるのも申し訳ないから自力で腕から抜け出そうとしてたけど、どうやらもぞもぞ動きすぎちゃったみたい。疲れてるからもう少し寝たかっただろうに、気にするなと言わんばかりにヒイロはわたしの頭を撫でてくれた。その優しさにきゅんとなる。
「ありがとう。あと、おはよう」
「あぁ」
ヒイロは基本無口だから好き、とか愛してる、とか実際に言わないから愛情表現は分かりずらい。けど、ちゃんとしぐさや行動で伝えてくれる。そういうのって言葉で言われるだけよりよっぽど説得力があるし信用できる。…たまには好きくらいは聞きたいときもあるけど。まあヒイロに期待してもムダだ。それにしても、
「なんか幸せだなあ、こういうのって」
「たしかに戦争があった頃は美月とこうしていられるとは夢にも思わなかった」
「ほんとそうだよね、わたしもだよ」
あのときからお互い惹かれあっていたけどヒイロもガンダムに乗って出撃しないといけないし、わたしも壊された町で生きのびるのに精一杯だった。だから、戦争が終わってヒイロがわたしを迎えにきてくれたときは感動した。ほんとうに。
「もうガンダムに乗って出撃とかしないでよ」
「それはない、安心しろ。ガンダムは破壊したからな」
「ならいいんだけどね…」
「…それにガンダムはなくても俺は必ず美月を守る」
「!!」
な、なにそれ…反則なんですけどそれ。赤くなる顔を隠すこともなくヒイロを見るが当の本人は平然とした顔をしていて、無自覚だとわかる。美月を守るって…なんて爆弾発言!
「もう…ヒイロだいすき!」
ヒイロが愛しくてたまらなくて抱きつこうとする…けどすでにヒイロに抱き枕状態にされている常態だ。どうこの気持ちを表現しよう、ちょっと迷ったけど少し上をむいてヒイロの頬にキスをした。
「…っ!」
「えへ」
ほっぺを手で抑えて顔を赤くしているヒイロが可愛くてちょっと笑ってしまった。眉もすこし下がってて…珍しい表情。
「………お前はいつだって突拍子もないな」
「ヒイロに言われたくないよ」
一緒に住みはじめたのは最近だけど付きあいはなかなか長い。けどドキドキさせられること、はじめて見る表情もたくさん見つかる。そんな新たな一面を見つけるたびヒイロのことをさらに知って、好きな気持ちも大きくなる。今でも大好きで仕方ないのに。もう目は冴えちゃって眠れないけど再びヒイロの胸に顔をうめてみる。起きたときはドキドキが止まなかったのに今は穏やかなわたしの心臓。逆にヒイロはさっきまで静かだったのにすごく心拍数があがってるみたい。なんだかそれがおかしくて少し笑い、心地よく愛しい彼のリズムに身を委ねた。
・・・☆
だんだん好きになる
(131202 / title 魔女)
唯さま!遅くなってしまって大変申し訳ないです(>_<)ヒイロ甘夢とのことですが…シチュエーションは完全なるゆあの好みです←
おきに召していただけたら幸いです。ではでは、この度はリクエストありがとうございました!!
乙女座のユニコーン