「こ、これは…!」

▼美月は宝箱をあけた
なんと!ピンクのレオタードを見つけた!

「……どうしようかなあ」

普段だったら今より防御力が上がるってわかるとすぐにでと装備するけど…いくらなんでもこれは。胸元とかお腹とか穴空いてるはで露出が激しすぎる。それにハイレグだし。宝箱の前でどうしようかとうんうん唸っているとマーニャとアリーナに声をかけられた。

「美月あんた宝箱あけたと思ったら固まってどうしたの」

「宝箱になにか変なものでも入ってた??」

「いや、その…」

不思議そうにわたしの手元を除きこむ二人。そしてわたしの手元を見てピシリと固まった。

「こ、これって……」

「美月…それなに?へんな服ね」

「ピ、ピンクのレオタード…です」

このレオタード、見た目はちょっぴり…いや、かなりエッチだけど絶対誰かが着なけらばならない。鎧って店で買うとかなり高いからわたしたちにはレオタードを捨てる余裕なんてないもの。…ただ問題は誰が着るかなんだけど。

「マ、マーニャさん着ます?」

やっぱりここはマーニャさんだろう。いちばんセクシー系の服が似合いそうだし。アリーナとわたしが着るよりはしっくりくる気がする。

「わたしが着たいのはやまやまなんだけどね〜、わたし後衛だから前衛の二人が着たほうがよくない?」

「ええっ!!」

「わたしはそんな変な服着るの嫌よ。それにわたしの装備品はこの前買ったばかりだもの。美月、だいぶ前から買ってないでしょ?」

「まあ最近は買ってないかな…」

「じゃあ美月で決まり!」

「えっ!嫌だよ!わたしこんなの着れるほどスタイルよくないから!!」

「大丈夫よ、わたしよりおっぱいあるでしょ」

「いやいや…」

そういう問題じゃないのよアリーナさん…。確かにわたしが着ている服も露出度は高いけど、こんな水着みたいな下着みたいな感じじゃないもん。ため息がでる。

「まあとりあえずここにはわたしたち3人しかいないし装備するだけしてみたらどうかしら?着てみなきゃわからないわよ」

「うん、それがいいわね」

「嫌〜…」

わたしの悲痛な叫びも空しく半ば無理やり着替えさせられた。





「…いいじゃない!美月、すごくセクシーで似合ってるわよ!マーニャちゃんが言うんだから間違いない!」

「は、はずかしい…」

「何言ってるの。いつも露出激しいじゃないの」

「いやいやいや」

だ、だからそういう問題ではないんですよアリーナさん…。いつもはこんなハイレグ履いてないですから…!

「もう!もっと自信もちなさいよ」

「だったら他のひとにも見てもらいましょうよ!うん、それがいい!」

「アリーナ、ナイスよ!ライアンー!ちょっときてー!!」

「えっ!!マ、マーニャさんんん?!?!やめてください!」

なんであえてライアンさんなのーー!いや、クリフトやブライさんを呼ばれてももちろん嫌なものは嫌だけどライアンさんにだけははしたないって思われたくないのにぃ…。恨めしげにマーニャさんを見るとにたぁっと笑っていた。…完璧面白がってるー!!

「ライアンーーー!はやく!」


「そんな何度も呼ばなくてもすぐに行くでござる」

そして馬車からゆっくりライアンさんが降りてくる。そして、わたしの姿を見て目を点にしたと思ったら徐々に赤くなるライアンさんの顔。

「美月殿!!そ、そそその姿は一体…」

「あ、ああの…………!!!…鎧です」

いつも優しくて、剣も強く憧れのライアンさん。できれば一番見られたくなかったかもしれない。…この場から消えてしまいたいいいぃ!!!

「み、見苦しい姿をお見せしてしまってすみません!!すぐに着替えますね。本当にすみません!」

「見苦しいなどとんでもない!!むしろ素敵………だが少し刺激が……ぶっ!」

ライアンさんが話している途中何かが吹き出すようなすごい音がした。驚いて恥ずかしさで俯いていた顔をあげるとライアンさんの鼻から大量の血が流れていた。

「鼻血!?そんなベタな!むしろそっちに驚くわ!」

「ライアンえっちねー」

「いや、これは…」

「大丈夫ですか?!ライアンさん!ティッシュいりますか?!」

「うぅ…面目ない」

マーニャとアリーナが笑ってる(すこし引いてる)中、急いでティッシュを鼻に詰めれば血は少しずつ止まってゆき安心した。すごい血の量だから本当に心配した。でもこうなったのも…

「すみません、ライアンさん…わたしが変な鎧を装備したから」

「美月殿は全く悪くないですぞ!!」

「でも………」

「美月殿があまりに魅力的で…ドキドキして、気がついたら鼻血が…」

「ライアンさん……」

「だから気にしないでくだされ」

「はい…」

やっぱりライアンさんは優しいひとだ。わざわざ呼び出されたと思ったら変なものを見せられたのに……。わたしはもっとライアンさんのことが好きになった。





「なんかわたしたち置いていい雰囲気になってるんですけどーー!」

「ライアンってたしかに強くて優しいけど…年、離れすぎじゃないかしら」

「そんなのあの二人には関係ないわよ」

ふたりの世界に入るライアンさんと美月さん。そして見守るマーニャさんとアリーナさんでした。



・・・☆

亜美さまへ捧げます!大変執筆が遅くなってしまい申し訳ないです(;o;)ライアンさんの夢を書くのははじめてなのでドキドキ…そして楽しく書くことができました!ギャグ甘ということでしたがいかがでしたでしょうか?しかも後半しか登場していなくてすみません!でも愛は込めましたので(^-^)←
ではでは!リクエストありがとうございました!

140125

乙女座のユニコーン