なんだか今日は最高に体調が悪い。以前から少し風邪気味ではあったのだけれど今日は体全体がだるく咳も出て声もガラガラ。…もう無理だ。そう思いわたしは学校を早退した。
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「う〜…くるじい」
そして家に帰って寝たら寝たらで鼻づまりと喉の痛みでもう泣きそう。ちゃんと手洗いうがいだってしてたのに何でだよう。ああ苦しい…。なんて風邪と闘ってたら玄関の方から声が聞こえてきた。
「あらグリーンくんじゃない」
「おばさんこんにちは。美月、いますか?」
「美月なら自分の部屋で寝てるよ。わざわざありがとうね」
「いえ、とんでもない。…少しお邪魔します」
え、えええ!グリーン来ちゃったよ。あ…そういえばいつもグリーンと帰ってるのに今日は帰れないってメールするの忘れてた。しかもいまこんな顔だしパジャマだしひどい声だし…いま会うのは色々やばい。…かと言って今はその気持ちよりも体のだるさの方が勝ってしまい結局動くことができない。
「うう…無念」
ガラッ
「美月、大丈夫か?」
扉があいてそこに目を向ければ少し焦ったようなグリーンの顔。大丈夫、と答えるとグリーンは驚いていた。
「お前…声やべぇな」
「…うん。喉痛い」
「…ほら、ミネラルウォーター。あとヨーグルトとウィダー。これなら喉痛くても食えるだろ?」
「…ありがとう」
…不覚にもジーンときてしまった。いつもだったら妹扱い!とか言っちゃうかもだけど、今はそんなこと思わなかった。
「ていうかなあ美月お前メールくらい入れとけよな」
「ご、ごめん……」
「心配するだろ。お前の教室まで迎えに行ったらヒビキが美月は早退したって言うし」
「はい、すいません」
今回ばかりは完璧にわたしが悪いです…。
「もっと頼れよ、な?」
「うん…」
グリーンが優しくしてくれるならもうわたし妹だろうと何だっていいや、なんて思ってしまった。だってグリーンがここまで優しいのはきっとわたしだけだから。
111222
乙女座のユニコーン