治ったと思ってたけどやっぱり体がだるい。グリーンに一声かけて再び布団にもぐる。
「おい、美月大丈夫かよ」
「うん大丈夫…」
「冷えピタあるぞ。貼るな?」
そう言ってグリーンは袋をガサガサとあさりはじめ、冷えピタをとりだしておでこに貼ってくれた。貼るときにグリーンの指先が少し触れてなんだか照れくさくなってしまった。
「グリーン…」
「どうした?」
「ありがとう」
「…おう」
冷えピタはひんやり冷たくて気持ちいい。食べ物だけでなくこういったものも買ってきてくれたグリーンの優しさに素直に感謝した。
わたし…やっぱり
「グリーンが…好きだなあ」
たとえグリーンにとってのわたしが妹でも、わたしは男のひととして好き。…こんな優しくてかっこいい人なんて絶対に他にはいないよ。やっぱり諦めることなんてできな「ほ、本当か?それ!」…はい?
「え、なにが?」
「美月が…俺を好きだって」
「えっ!!」
わ、わわわたし…口に出してたってこと?
「ま、ままままさか…」
「おー。いきなりグリーンが好きだなあって言いだしたぜ」
すっげぇ驚いたんだけど、本当かそれ?!そう言い肩をつかむものだからわたしは絶対逃げれない。グリーンの迫力がすごくて(めっちゃ必死。どれだけ嫌だったの…)半泣きのままコクコク頷いていると急に抱きしめられた。
「えっ!」
予想外のグリーンの行動に体がびくりとはねた。
「…俺だって好きだ」
す、すすす好き…だって?えーっっ!
「ほ、本当に…?」
「…ああ。ずっと好きだった。でも幼なじみだろ?俺たち。だからなかなか言えなかった。でも…まさかはじめに美月に言われるとは思わなかったな」
はー、とため息を出しながらも(決して嫌そうではない)グリーンの顔はほんのり赤い。
「わ、わたし妹だと思われてるかと…」
「そんなわけねーよ。ていうか一度も思ったことねぇし」
ただ心配で目が離せないってとこでは同じなのかもな。その言葉に安心した。妹だって思われてなかったってこと、グリーンも同じ気持ちだったということに。
120102
乙女座のユニコーン