世界観
…始まりは彼が今よりも更に幼い頃に今は亡き母がよく語り聞かせてくれた伝説の人魚の話だった。
母がまだ年端もいかない昔、海岸で見目麗しい大変美しい人魚に出会ったのだという。その人魚と友達になったのだと、母はいつも嬉しげで何処か寂しげに笑っていた。
母亡き後、少年ローズは母が出会った伝説に謡われる人魚を探す為に人魚について調べたり、海岸を回るようになった。そんな日々を送っていたある日の事、ローズは海岸で一際美しい人魚と出会う。
その人魚は少年の思っていたものとは全く違っていた、少年が出会った美しい人魚は男だったのだ。
男なばかりか王族で俺様全開な青年ファルシスにローズは振り回されてばかり…そんなファルシスとローズだったが気付いた時にお互い大切な友達になっていた。
これは人魚王子と少年の物語。