それは、在りし記憶の欠片
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    残されたデータ

    3182年 x月x日

    "あれ"はこの計画においてなくてはならない核であり私の最高傑作なのだよ。周りの屑共が今更何を喚こうが知った事か…何かを産み出すには大いなる痛みが付き物というじゃないか。第一もう遅い、計画は動き出した…"あれ"によって我らはまた神へと近付く事になるだろう。

    3190年 x月x日

    な、何て事だ…大変な事になってしまった!一体どうなってるんだ!!"あれ"を失ってしまっては全ての計画が無に返ってしまうだろう!私が"あれ"にどれだけの金と月日を掛けたと思ってるんだッ!!大体、おかしいのだ…まだ未熟で時期でもない"あれ"が自ら覚醒する訳がない。

    そうか…誰かがプログラムを起動させたのだな、誰が…一体誰が"あれ"を強制覚醒させたのだ!早く、早く取り戻さなくては…失ってたまるものか、"あれ"こそが"神"そのものなのだからな。


    …"あれ"のない此処に意味など無い、これだけの騒ぎだ時期、政府の馬鹿共に嗅ぎ付けられよう…その前に此処は爆破する事にす…る。…―‐‐‐

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