それは、在りし記憶の欠片
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最果テ
この世に果てはあると誰かが不愉快に笑った。
そこに吹く風はいつも鼻を擽る芳ばしいパンの香りを連れ、美しい建物が立ち並んだ穏やかな街。
しかし、この街は現実には何処にも存在しない…しかし、ここに確かに存在する。
ここは世界の狭間に曖昧に存在する、全ての終わりで始まりの世界"最果て"つまり、ここは最果ての街。
そして彼らの洋館はここから少し先の薄暗い林の中にひっそりと建っている。
お出でませ、迷い人。
ほら、世界に果てはあると誰かが哀しげに笑った。
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