学校から帰ってきて直ぐ疲れた体をベッドへダイブさせたのは今から2時間前。そろそろ晩御飯だから起きようかと思って携帯に手を伸ばしてみたのが今から1分前。なかなか手中に収まってくれない携帯を起きて探そうと瞼を上げたのが今から3秒前。

「うそーん」

ああ、そうだ。きっとまだ夢の中なんだ。そうに違いない。きっとそうだ、きっとそうだ、きっとそうだ。じゃなきゃ目の前にディーノがいるわけない!さぁ目を閉じて、夢の中で夢を見よう。

「ん」

え、起きるのか?起きちゃうのか?ちょっと待ってちょっと待って!え?コレ夢なんだよね?じゃあ別に起きてもらってもいいんだよね?

なのに何コレ。このあたかも現実です、と言わんばかりの冷や汗と鳥肌は。薄目を開けてディーノの様子を見たらこっちをガン見してた。あうち!

「ちゃ、ちゃお…!」
「ちゃ、ちゃお…」

トリップ!

「じゃなくて!お前誰だ!?」
「あたし?あたしは名字名前。あなたは?」
「オ、オレはディーノ」
「そ。とりあえず、おはよ」
「あ、ああ、おはよ…じゃなくて!」

目の前でノリ突っ込みしてるディーノを見てこんなキャラだったかな?なんて思い返してみる。

「どちらさま!?オレ確かに一人で寝てたよな!?誰だが知らねぇけどなんでここにいんだよ!」
「あら?もう忘れたの?昨日あんなに激しかったのに用が済んだらさようなら?酷い男ね」

からかってみたらもう期待通りの反応をしてくれた。顔から湯気が!

「嘘だよ」
「なんだよ!嘘かよ!安心安心…じゃなくてッ!」

(ああ、本当、これからどうしようか)

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