久々知

「誕生日とお聞きしました」

「あまり嬉しくない年齢になったけどね」

「これ、俺の作った豆腐なんですが良かったらどうぞ」

「わぁ、ありがとう
久々知君の作る豆腐は美味しいからね
あ、私今からこの豆腐料理するから一緒に食べようよ」

「良いんですか?」

「勿論。豆腐好き同士一緒に食べよう」

「あの…実はもう一つプレゼントがありまして」

「まだあるの?そんなに気を使わなくても…」

「その…俺のにがりなんですが」

「お前もか。豆腐だけ置いて帰れ」

「そんなに苦くないですよ!昨日出したから薄いし!」

「だーっ!知るか!帰れ帰れー!」