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呟きコピペ多め

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▼ポッドの犠牲

あのポッドで3回もゲートを作ったりボスに力を託して燃焼した🔥の何割かはしんでてもおかしくないと思うし
P号の隔離〜浮上で周囲の暴動とその鎮圧で一般人や移動中だった選別市民がしんでてもおかしくないと思うので
ガ🚒やリ🔥の大事な人がしんでるか欠損か負傷してる世界線があると思う
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プロメアがこの星から旅立ってから、約二週間が過ぎた。この街は未だ復興の最中だ。

「東側行ったんでしょ、どうだった?」
「白骨化した遺体がちらほら。瓦礫の重さにやられて原型は留めていなかった」

僕は外の瓦礫に埋まった人の安否確認をしている。
パルナッソス号浮上の際に起きた暴動で警備隊に撃たれた、或いは落下の衝撃による近隣の建物の倒壊に巻き込まれるといった事例で、この周辺では毎日のように死体が見つかっている。時間が経ちすぎた今では、生存した状態で人が見つかるというのはもう稀になってきた。

「ポッドの中はどうだった?」
「いつも通り」
「…辛い役回りをさせてすまない」
「いいえ。外より歩き回らなくて済むし。もうほとんど見るだけだし」

彼女は、プロメテックエンジンに搭載されたバーニッシュの安否確認をしている。
プロメテックエンジンに組み込まれたバーニッシュは、今のところ身体を維持した状態で出てこれたのは凡そ半数。これは大半が自力で出ることができた。そして残りの三割は腕や足など身体の欠損、二割はポッドの中が空になっていたか、身体の形はあっても心肺停止状態、という内訳だ。火力の有無、本人の生命力などにより、生存できたか否かが変動したと思われる。

「まあ、そうだが…無理はしていないのか?」
「してないって」

彼女は、毎日死体を見ている。それは外を見て回っている僕達の比ではない。腕や足がなくなった身体、内臓までなくなり、苦しんで息絶えたであろう肉片、そして灰だけが残った、空になったポッド、その確認を何百回何千回と繰り返している。
毎日そんな光景を見続けて、普通でいられるはずがない。相当無理をしていなければ、普通に振る舞うどころか、ここに立っていることすらできないはずなのに、彼女はどうして毎日この作業を続けているのだろう。

「辛いなら、休んでもいいんだ。もうあの中には生体反応はないだろう」
「そんなに辛くないし、休みはまだいいかな。ずっと狭いところにいるんだし、早く出してあげなきゃかわいそうだから」

ここにいた彼らが、どのタイミングで力尽きたのかはわからない。最初か、僕が組み込まれてからか、或いは僕の最後の呼びかけで力尽きてしまったバーニッシュもいたと思う。この星のために最後まで力を貸してくれたのだと思いたい。思いたいが、正直自信がない。幾ら星のためだったといっても、命を奪っていることには、変わりはないのだから。

「でもどうして辛いって思ったの?」
「それは……仲間が息絶えてるところを見て、辛いと思わないのか」

僕は彼女に押し付けているのだと思う。僕が直視できない現実を、僕が目を背けている現実を、責任を、肩代わりさせているのだと思う。彼女が最初にやると言い出したから、その好意に甘えて、頼りきって。
彼女もそれをわかっているから、誰が亡くなっていたのか、どのような状態だったのかを言ってくれないのだろう。

「まあ、仲間が死んでるのは辛いことだとは思うけど、それだけじゃないから」

何を言っているのだろうか。度重なる心労により、彼女はついに気が狂ってしまったのだろうか。

「リオも一度見ればわかるよ」
「ぼ、僕は…」
「怖いの?」
「な、なんだと!」

事実を言われてつい大声を出してしまった。すぐに驚かせてしまったことを謝ったが、逆に笑われてしまった。

「感受性の強いリオには刺激が強すぎるかもしれないね」
「…すまない」
「でもね、こういうのもあるんだ」

彼女は持っていた鞄をひっくり返す。中から出てきたのは、髪飾りやトランプ、ペンなどの雑貨。救助活動には凡そ必要とは思えない物ばかりだ。

「…これは?」
「子供達とよく遊んでくれたお兄さん、覚えてない?」

トランプの箱を持って、彼女はそう言った。端が焦げているけれど、このトランプの模様には見覚えがある。村の子供達の面倒を見てくれていた人の持ち物だ。

「こっちは調理場で手伝ってくれたお姉さんのヘアピンで、これは村の区画を作るときに製図を書いてくれたおじさんのペン。で、こっちが…」

ここにあるものは全部、ポッドの中で見つかったものだという。即ちこれはすべてポッドの中で力尽きた仲間達の遺品ということになる。

「持ち物が燃えなかったのはさ、大切なものだったからじゃないかなって思うんだよね。だからせめて、持ち物だけでも連れて行きたいんだ」

彼らと過ごした村での日々を思い出しているのだろうか。彼女はそう言いながら、穏やかに、どこか寂しそうに笑っていた。
彼女は既に、仲間の死に向き合っているのだ。向き合っているからこそ、悲しんでいるだけではいられないと、彼らの片身を連れて行こうとしているのだ。

「リオはさ」
「…何だ」
「私がもしここで灰になってたら、ずっと閉じ込めておいたの?」

彼女を見つけたとき、僕は生存できなかった他の仲間の実例を見ていた。ポッドを開ける度に、もう嫌だ、もうたくさんだと、心が折れそうになった。そんな状況下、自力で出てきたのが彼女だった。その姿を見てどれだけ救われたかわからない。もし彼女が自力で出てきていなければ、きっと彼女の入ったポッドを見つける前に諦めていたかもしれない。
でも今は、彼女の話を聞いた今なら、どうだろうか。もう亡くなっている仲間しかいないのは承知だ。それでも、捉え方を変えるだけで僕は、彼らの最後に向き合うことが、直視することが、果たしてできるだろうか。

2019/11/10

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