「改めて言っておくが、変なおじさんに会ったら気を付けるんだ」
「変なチラーミィだったので大丈夫です。ところでダンデさん」
「うん?」
「このハチマキなんですけど」
「!!!…どうかしたか」
「ヌメたに着けてあげても、動いてるとすぐ落ちてきちゃうんです」
「そうか…(そうだろうな…)」
「結び方のコツとかありますか?ネットで探してみてもよくわからなくて」
「そうか…(そんなものないからな…)」
「ダンデさんに聞くのが一番かなって」
「そうか…(本当にきあいのハチマキだと勘違いしていたんだな…)」
「ダンデさん」
「ナナシくんそのことなんだが」
「はい」
「……その。キミが手にしてるのは………」
「……」
「……」
「……もしかして」
「……ああ」
「ただのリ「特別仕様ですか」
「えっ」
「変だなーとは思ったんです。今日お店で見たどのハチマキとも違うし」
「……」
「やっぱりわざわざ用意してくれたんですね」
「……ああ。プレゼントだからな」
「ヌメたのために…ありがとうございます」
「(ヌメたじゃなくてキミにあげたんだが)」
「ダンデさんからもらった特別ハチマキなんて、気合がキョダイマックスしちゃう」
「喜んでくれてなによりだ(しかしこのまま使わせるのは…)」
「でもヌメたに着けるのは止めておきます」
「…なぜだ?」
「普通じゃないハチマキしてるってバトルで目立っちゃいますから。チートだって言われたらやだし」
「そういう可能性はあるだろうな」
「だからこれ、あたしがもらってもいいですか?」
「キミが?」
「こうしたらリボンになるんです。ほら」
「!!!」
「かわいいでしょ?」
「…ああ。よく似合ってるぜ」
「ふふ。ヌメたには悪いけど、あたし専用のきあハチってことで」
「ヌメたならわかってくれるさ。ぜひ使ってくれ」
「はーい」
「(結果オーライ、だ…!)」