8. スペシャリティ? @ ダンデ&ナナシ


「改めて言っておくが、変なおじさんに会ったら気を付けるんだ」
「変なチラーミィだったので大丈夫です。ところでダンデさん」
「うん?」
「このハチマキなんですけど」
「!!!…どうかしたか」

「ヌメたに着けてあげても、動いてるとすぐ落ちてきちゃうんです」
「そうか…(そうだろうな…)」
「結び方のコツとかありますか?ネットで探してみてもよくわからなくて」
「そうか…(そんなものないからな…)」
「ダンデさんに聞くのが一番かなって」
「そうか…(本当にきあいのハチマキだと勘違いしていたんだな…)」

「ダンデさん」
「ナナシくんそのことなんだが」
「はい」
「……その。キミが手にしてるのは………」
「……」
「……」
「……もしかして」
「……ああ」

「ただのリ「特別仕様ですか」

「えっ」
「変だなーとは思ったんです。今日お店で見たどのハチマキとも違うし」
「……」
「やっぱりわざわざ用意してくれたんですね」
「……ああ。プレゼントだからな」
「ヌメたのために…ありがとうございます」
「(ヌメたじゃなくてキミにあげたんだが)」

「ダンデさんからもらった特別ハチマキなんて、気合がキョダイマックスしちゃう」
「喜んでくれてなによりだ(しかしこのまま使わせるのは…)」
「でもヌメたに着けるのは止めておきます」
「…なぜだ?」

「普通じゃないハチマキしてるってバトルで目立っちゃいますから。チートだって言われたらやだし」
「そういう可能性はあるだろうな」
「だからこれ、あたしがもらってもいいですか?」
「キミが?」

「こうしたらリボンになるんです。ほら」
「!!!」
「かわいいでしょ?」
「…ああ。よく似合ってるぜ」

「ふふ。ヌメたには悪いけど、あたし専用のきあハチってことで」
「ヌメたならわかってくれるさ。ぜひ使ってくれ」
「はーい」
「(結果オーライ、だ…!)」



2022.02.17