レディズトーク 1. 過保護か保護者?


@長編Through The Glass #16 その夜

「ソニアから着信ロ〜!」
「ありがとう。出てちょうだい」

「お疲れルリナ!」
「ソニアこそ。急な出発で大変だったんじゃない」
「まあねー。でもおばあさまには前から言われてたし、タイミング良かったって感じ」
「そうだったのね。こっちの方に来る予定はある?」
「もちろん!せっかくだからジムチャレンジのルート辿ろうと思ってるの。明後日くらいには着くよ」
「じゃあその時にゆっくりご飯食べましょう」
「いいね!楽しみにしてる!」

「ねえねえ、さっきの試合観た?」
「観たわよ。もうヤローくんを突破する子が現れるなんてね」
「実はあの子ね〜……」

「……ダンデが保護者!?!?」
「代理だけどね。ビックリするでしょ」
「当たり前よ!推薦状出したのは聞いていたけど…」
「おかげでナナシには過保護っていうか、まあ色々あってさ〜」

「色々って何よ?」
「ジムチャにかこつけたプレゼントとか。それも私に相談してから買いに行く徹底ぶり」
「ダンデが?」
「ダンデくんが」
「それってアレなんじゃないの」
「うん、まあアレなんだけど」
「完全アウトでしょ」
「完全アウトだね」

「ダンデに春が来たのは祝ってあげたいわよ?ただ法律がね…」
「一応本人も表向きは否定してるし、見守っておけばいいんじゃない?」
「下手な方に行かなきゃいいけど。そのナナシちゃん?が満更でもなかったら危険でしょう」
「その辺は大丈夫だよ。ナナシ、ああ見えて恋愛にぜんっっぜん興味ないから」
「ええ……」
「あとダンデくんのプレゼント作戦も盛大に失敗したし」
「えええ……」


『…マクワ、彼女と何を話していた?』
『〜〜っ彼女は!エッチなんかじゃない!!からな!!!』


「……ねえソニア」
「ん?」
「…まさか、とは思うけど……。……もう手を出してたりなんて…ないわよ、ね……?」

「…………」
「…………」
「…………」
「…………」

「…ま、まっさかあ〜〜〜!そんなことあるはずないじゃん!!」
「そうよね!?いくらなんでも、そこまで、ねえ!?!?」
「あたりまえじゃん!ないに決まってるじゃん!!アハハ……」
「アハハハハ……」




2022.07.06