ファースト・プレゼント


@長編Through The Glass #20 その夜

「さて。恒例のお名前つけようコーナーです」
「ヌンメー!」
「キーン!」
「……」

恒例と言いつつ、今までニックネームあげたのはヌメただけなんだけどさ。
キリキザン意外とノリいいね。ナマコブシはそうでもないけど。

「まずはナンパ成功第一弾、ナマコブシ」
「ブシ?」
「…さんからです」

は?みたいな顔された。
呼び捨てダメなの?ハードル高いなー

「女の子だから…シンプルにナマ子ちゃんは?」
「ブシァ!?」
「うそです」

速攻でチョップ来た。
ナマ子よくない?ちゃんも付けたよ?
レディだからセンス厳しいのかしら。反省反省。

「逆に希望ある?こういう感じーとか」
「ナマーマナマッコ」
「うんうん」

なるほど、わからん。
でも多くは語らないので一応任せてはくれてる?のかな??

「それじゃ、シンプルにナマコさんはどうでしょう」

姉御っぽいし。
というかあたしも別にネーミングセンスある方じゃないからなー
捻ったオシャレネームとか思いつかないよ。

「ブッシッシ」
「いいの?」
「ブッシッシ」
「じゃあ決定。次はキリキザンだね」

あっさり決まってよかったー!
ということでお次は隣にいるキリキザンへ。

「君はTHEイケメン枠だから」
「ヌメメン?」
「人間の言葉で…教えるの難しい気がするから、また今度ね」
「メンラ」

ポケモンって、かっこいい!とかの価値観あるのかしら。
自然界の生物だと体の大きさとかが魅力って聞いたことあるような…元の世界で。
いや話逸れたわ。戻そう。

「シンプルにキリくんはどうでしょう」

まんまだけど、ピッタリじゃない?
THEイケメンの名前って気がするよね。なんとなく。

「シャキーン!」
「一発OKありがとうございまーす」

こうして名前までつけると、家族になった感、増すなあ…
新しいニックネームを呼び合ってるのか、きゃっきゃしてるみんなに癒される。
頑張らなきゃ。あたしは世帯主だぞ!みんなを養うんだ!


「改めてよろしくね。ナマコさん、キリくん」



とある日のミロカロ湖にて。



2023.11.29