「文字を覚えました」
「今までわかんなかったんだな。もっと早く言えば俺が教えたのに」
「早速図鑑をチェックしましょう。えーっと、ヌメラのページは…」
「無視!?」
【さいじゃくの ドラゴンポケモン】
「なにこれ!失礼しちゃう!」
「急になんだよ!?」
「ヌメラが最弱って書いてる。あたし読み間違えた?」
「いや…別に間違ってないぞ」
「なにそれ!失礼しちゃう!」
「俺に言われても」
「……」
「なあ、拗ねるなよ」
「これってみんなが見るものでしょ?なんで堂々と弱いとか書いてるの?」
「俺に言われても…」
「……」
「図鑑の説明が全てじゃないだろ?」
「それはそうだけど」
「俺はさ、ヌメたが弱いとは思わないな」
「どうして」
「だって気強くて全然触らせてくれないし」
「そこ?」
「でも性格って結構バカにできないぞ。成長の意欲にも繋がるし」
「なるほど…」
「だからさ、あんまり気にするなよ。鍛え方次第で、ポケモンはいくらでも強くなれるんだから」
「そっか…そうなんだね。ありがとう、ホップ」
「ヘヘッ、まあトレーナーとしては俺の方が先輩だからな!もっと頼ってもいいんだぞ!」
「じゃあ早速特訓してくる」
「また無視!?それにもう夜だぞ!」
とある日のお勉強にて。