ブラック×ピンクなカノジョ


「(ブラックナイト…英雄の伝説…うん、全然覚えとらん)」
「なんかユウリのチェックイン騒がしいな?俺ちょっと見てくるぞ」
「行ってらー」

「(と見送ったまま戻らないホップくんは、ちゃっかりバトルしてましたとさ)」
「ヒバニー、ひのこ!」
「たいあたりだウールー!」
「(あれがダブルバトルってやつかー。あたしヌメたしかいないから、一人だとキツいなー)」
「ねえ」
「ん?」
「あれって何してんの?」
「さあ……」

「……。!?」
「わっ。な、なんね」
「(マリィだ)マリィだ」
「え?」
「(やばい声に出てた)」
「あたしのこと知ってんの?」

「知ってる知ってる。だって有名だもん」
「ふーん…?」
「あたしマリィの笑顔好きだよ」
「!?べ、別にあんたに見せたことなか!!」
「(照れちゃってかっわいー!そういうところも好きだぜマリィ…)」

「きこえーる、おれたちの泣き声……」
「あ、バトル終わった」
「ちょっと、みんな何してんの?」
「マリィ!?」
「いや、あの、ちょっと……」
「(マリィちゃんのお説教始まりましたー)」



「不愉快な思いさせたらゴメンね」
「エール団、だっけ?さっそくファンがいるなんてすごいぞ!」
「そうだよね!私たち全然気にしてないよ!」
「……」
「(さり気ない笑顔も好きだぜマリィ…)」
「なにボーッとしてるんだ?ユウリはもうチェックイン済ませたぞ?」
「(いけない、キュートさに浸ってたわ)ん、あたしもしてくる」

「リーグより伺っております。先程はお騒がせしました。それではおやすみなさいませ」
「ありがとうございます」
「同じ階だよな?行こうぜ!」

「あ、ちょっと」
「ん?マリィ?」
「……リーグカード、交換せんね」
「お!もちろんだぞ!」
「(今のは多分ホップじゃない)」
「(今のはこのコに言うたとに)」

「カードありがと。改めてはじめましてだね、マリィ」
「ん。よろしく」
「(控え目スマイルかわゆ…!)あたしやっぱりマリィの笑顔好きだよ」
「か、からかうんじゃなか!!」
「(なんか羨ましいぞ…)」


とある日のチェックインにて。



2022.01.20