2018/05/20種蒔きを熟知した男性は、しかして収穫に飽き非日常を望む
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猫にまたたび、男達には酒と肉と遊び、それだけで事足りるはずだった。
仕事は上々、毒塗の水菓子は引かないように、濡れた果実にわずかに手を出す手慣れた遊戯。互いの命運に些細なベットをほどこし、茶化して楽しんだが、倦怠期は唐突に火ぶたを切った。徐々に退屈で干上がり、渇くのは、喉とからだと、最後に脳だった。
互いに進む時計の針に物憂さを感じ、日常に飽きていることは明白だった。日照りに砂漠化した脳は、ちょっとした好奇心とアルコールを火と燃料にして思考回路を爆散させた。かさついた土に甘雨が散る。