警視庁のマドンナさん - 春風


最近の事件に必ずといっていいほど絡んできている少年──江戸川コナンについて。

何ともふざけた名前だ、と思いつつも名付け親の江戸川夫婦に文句をつけるのはお門違いな事なので心の中に潜めておく。

ねぇ、もしかして江戸川君も乗車してたり…?
人混みを掻き分け、佐藤に近づき耳打ちするものの首を横に振られる。まだ何も情報がないの…。と言葉を付け加えて。これで江戸川コナンが乗っていれば今年泉の担当した事件の関係者になった確率、百パーセントという死神もビックリな事件ホイホイ少年となる。

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あまり顔を外に出すのはとある関係で好ましくないので自ら現場に赴くのはあまり無いものの、取調に関しては積極的である。その取調や、調書はやっているので泉は一人の顔を浮かべる。


「あ!東雲警部!!」
「あら、コナン君」


「その…これ、ポアロの時のお釣り。僕ずっと返せていなくって、ごめんね」
「!!」

「気にしなくって良かったのに。コナン君、あなた律儀なのねぇ」
「だって、こんな大金貰えないよ!!」

意外と金銭感覚は普通のようだ。


「…あんまり、無茶はしちゃダメよ。大人を頼ること」


「──非番の時は付き合うわ」

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春風