君の鼓動と僕の鼓動 - 春風



「答えろ」


「今すぐ答えないと、」

----


「その子を、離せ!!」



「蘭ちゃん」


「蘭ちゃん、無事?」



「本当、良かった………」


「沖田、ありがと…」


「蘭ちゃん、ちょっと僕の話を聞いてくれる?」
「………私も、沖田に話があるの」


「最初は、正直沖田のことは苦手だって思ってた。掴めないし、ずっと嘘臭い笑顔だし。でも、こんな無愛想で生意気な私に構って来てくれて、最初は混乱もしたけど、徐々に沖田と言い合いをするのが楽しかったりしたの。今では、沖田と話せないってなると………ちょっと、寂しい」


「だから、今まで邪険にあしらってごめんなさい」
「そんなの、今の世紀の大告白でお釣りが出るくらいだよ。………僕、今のこの瞬間が、今までの人生の中で一番嬉しい」


「僕を見掛けだけで判断しない蘭ちゃんが、とっても新鮮だった。構ってみると、面白い反応返してくれるし」


「蘭ちゃん、大好き。………僕と、付き合ってくれないかな」

- 1 / 4 -
春風