ワノ国全体が喜びの声を上げるように浮き足立っていた。
討ち入りで活躍したルフィとゾロが目覚めるまで宴は延期になっているが、新鮮な食料は早くも各地方に配られ、長い支配から解放された人々は晴れやかな顔で自由を謳歌している。
街を散策していたサンジがそれを見つけたのは偶然だった。
眠るのが惜しいのか、夜が更けても明かりが消えない花の都に軒を連ねる長屋の間から、ぼんやりと漏れる赤い光が目に留まったのだ。
道幅の狭い路地を抜けて長屋の裏に出ると、暗く細い道に浮かび上がるように一軒の屋台があった。その屋根の下には赤提灯がぶら下げられている。大抵の人は大通りに流れていくのか、人目を避けるように佇む店に客は1人だけだった。
表の賑わいはわずかに聞こえる程度に遠く、しっとりとした静けさがある。屋台から香る出汁の香りに誘われるように下駄を鳴らして近づいたサンジは、長椅子に座る見覚えのある背中に声をかけた。
「よお。こんなとこにいたのか」
「……ん〜?」
客の頭を隠すように垂らされた暖簾を手の甲でめくり屋台の中をのぞいてみれば、そこにはサンジの想像通りの人物がいた。左手に持ったお猪口を軽く揺らし、えらく上機嫌に笑顔を浮かべている。顔が赤いことからそれなりの量を飲んでいることがうかがえた。
「サンジだぁ」
いつもより間延びしたナマエの声に、おう、と返して隣に腰掛ける。四角い鍋から立ち上る湯気と出汁に浸かるおでんを前に、先ほどまで飲み食いしていたというのに腹が空く気分だった。
「ヨォ、兄さん。何にする?」
「そんじゃ大根と卵くれ」
「オレは大根と白滝と牛すじおかわり〜!」
「はいよ」
具材のよそわれた皿を受け取って、まず大根を口に運ぶと、噛んだそばからじゅわりと出汁が沁み出してくる。カツオと昆布の風味が口の中に広がって優しい味がした。隣の男も串に噛み付いてにこにこと頬を緩めている。
「いやぁ、どれもこれも美味いな〜」
「あんま飲み過ぎんなよ」
「はぁい。サンジも飲めよ。奢ってやる!」
「へーへー」
酔っ払いの戯言を適当にいなして追加を注文していく。酒や芥子と一緒に食べるとまた違った旨さがあった。どうやったらこの味を再現できるか、アレンジを加えるならどうするか。そんなことを考えながら舌鼓を打っていると、隣が静かになっていた。視線を向ければ、ぼんやりとした顔で大根を咀嚼している。その頬に涙が伝うのを見てサンジは目を瞠った。くつくつと鍋が煮える音だけが聞こえる沈黙を破ったのは袖で涙を拭ったナマエだった。「おかわり!」と気に入った具を注文する男からは先ほどの湿っぽさは感じられない。
「泣くほど美味いのか」
視線を前に戻したサンジはぽつりと呟いた。蒸し返すこともないだろうと思ったが、零れた言葉はもう相手に届いてしまっている。具材を盛られた皿を受け取り、ややあって、隣から声が返ってきた。
「そうだなあ。美味いのもあるけど、懐かしいのが強いかな。故郷に帰ってきたって感じ」
「……お前、ワノ国の生まれだったのか?」
「違うけど?」
「違ェのかよ」
「ああ、違う。けど、懐かしいんだ」
大根を食む目元にはまだうっすらと涙が滲んでいる。
この味が男の琴線に触れたのか、それともこの国が男の故郷と似ているからか。おそらくその両方だろう。野郎の涙の理由なんてどうだっていいはずなのに、はじめて見る表情にサンジは言いようのないざわつきを覚えた。
「帰りたい」と、いつだったか、そんなことを言っていたことを覚えている。
この国は男の故郷を思わせるらしい。似て非なるとはいえ、面影を重ねて泣いてしまうほど共通点あるのなら。荒廃したこの国の復興を共に、と考えたって不思議ではないだろう。
――お前、この国に留まるつもりじゃないよな。
言いたいことと聞きたいことが頭の中に浮かんで、しかし口にするのは憚られて。く、と唇を結んだサンジの心情など知らず、ナマエは空になった容器の上に箸を置いた。テーブルに肘をつき、お猪口に残った酒を飲み干すと酒気混じりの吐息が溶けていく。
「あーあ、出航したらもう食えなくなるのか……」
「……気が向いたら、船でも作ってやるよ」
「きゃー神さまサンジさまー」
「おうおう崇め奉れ」
ははー、と雑に頭を下げる茶番を受け流して、サンジはため息をついた。
なんだろう。無性に腹立たしい。いきなり泣いて、妙な素振りを見せた隣の野郎のせいだ。この男の発言に安心してしまった自分にも腹が立つ。ここの代金はコイツに払わせよう。そうでなければ割に合わない。本人も奢ると豪語していたのだし、好意を無碍にするのも悪いだろう。
ああ、くそったれ。まったく、どうしてこんな男一人の言動に振り回されているのだ。
悔しさとも違う、如何ともしがたい感情を認めたくなくて、サンジはお猪口に注いだ酒を流し込んだ。
「兄さん、なかなか通だね」
程よく腹が満たされ、酒も進んで体がぽかぽかと熱を持つ頃になって、屋台の店主がサンジに話しかけた。食材の扱いや味付けについてあれこれと質問し、時には自分の考えと相違がないか確認する様子に感じるところがあったのか。片目を瞑って無愛想に接客していた男は、サンジが店に来た時に比べていくらか角が取れた穏やかな声音をしている。
「これでも一流の料理人だと自負してるもんで」
「ほう。アンタ、外の者だろう。これまでも何か珍しいモンを食ってきたのかい?」
鎖国国家であるワノ国だからか、店主の男は海外の食に関心を見せた。料理を生業とする者同士、未知への探究心があるのだろう。サンジもバラティエ時代から新世界に至るまでの間で、各地の郷土料理や特に心に残るものについて話してみせた。
「水水牛に砂の国の麺料理か。それにラクダとヤガラ……世界にゃおもしろいモンがあるんだなァ」
片眉を上げた男は、頭の中で想像を膨らませているのか顎をさすって感嘆の声をあげた。サンジの隣でご機嫌に酒を舐めていたナマエはいつのまにか寝息をたてている。下戸のくせに調子に乗るからだ。帰る頃には叩き起こしてやらねばとサンジは頬杖をついた。
「兄さん。ワノ国に来て日が浅いだろう?こんな話は聞いたことあるかい」
眠るナマエをチラリと見やってから、声を潜めた店主にサンジは耳を傾けた。
ここだけの話なんだがね、この国にも変わったモノを出す店があるんだ。
珍味っていやぁいいのかね。
店の奴がそこらじゃ扱わねェ変わり種を仕入れてくるのサ。希少だから、誰彼かまわずお出しするってェわけにはいかねェだろう?だからさ、一見さんはその店と繋がりのある客から紹介されてはじめて店の敷居を跨げるんだ。
兄さん、その店行ってみたくないかい?
ニィ、と薄い唇に弧を浮かべた男は試すようにサンジを見下ろしている。閉じられていた片目からは赤い眼光がのぞいていた。
翌日、西の空が赤々と染まり薄暗くなった黄昏時。サンジは都から外れた路地にいた。屋台の店主に渡された地図を頼りに細く入り組んだ長屋を通りすぎていく。
「ほんとにこの先に料理屋なんかあるのか……?」
カラコロと下駄を鳴らしながら独りごちた。ひしめくように並ぶ長屋から人の気配がしないのも薄気味悪い。期待よりも騙されたのではないかと猜疑心が首をもたげながらも、いくつか角を曲がれば居住区を抜けたらしく開けた場所に出た。
川を跨ぐように作られた朱塗りの橋の向こうにも平屋の建物が見える。地図と見比べて、あそこに目的の店があるのだろう、とあたりをつけて橋に足をかけた。
地図に書かれていた目印と同じ、名前の書かれていない看板を掲げた、一見すると民家に見える扉を横に引く。店内はカウンターとテーブル席がしつらえられた小さな料亭といった風情だった。店主と奥のテーブルに座っている2人組の男の視線が刺さる。カウンターに座る大男もいたが、そちらは興味がないのか盃をあおっていた。部外者を拒絶する重苦しい空気を破るように、サンジはおでん屋台の店主からの紹介だと告げた。
「あんたツイてるね。今日は良いのが入ってるよ」
カウンターに通されたサンジの前に湯気の立つ湯呑みを置いて、糸目の店主が愛想良く微笑んだ。店主も客もどことなく人間離れした見た目をしているが、似た風体の連中を鬼ヶ島で見てきたサンジはさほど驚きもなかった。普通の人間と言って相違ない外見をしているのは、この店ではサンジと、カウンターにいる大男だけだ。長い髪を結い、歌舞伎の隈取りのような赤い化粧を目元に施した男は一升瓶を空けて次の酒を催促している。
それよりも、サンジは店主の後ろにかけられた木板の品書きの方が気になっていた。
ひとだま、こころ、といった見慣れない品名からはどんな料理なのか全く予想できない。
注文を促すような視線に、サンジはひとまずさくらを頼んだ。名前からして馬肉だろうと思っていたが、出されたのは手羽先に似た動物の足だった。蹄が2股にさけていて、どことなく形が桜の花びらに似ている。
蹄を持って齧りつこうとしたサンジの耳に、常連と店主の会話が聞こえてきた。
――りゅうのひげはないのか?
――ああ。ありゃもう手に入らねェよ。
声を潜めているものの、聞かれたくないわけではないのか、漏れ聞こえてくる話が気になって自然と聞き耳を立ててしまう。
いつもなら酔っぱらって寝てるところを掠め取ってくるんだが、流石にあんだけ深いとこに落っこちたら、ねぇ。たいしたバケモンだったから、もしかしたら生きているかもしれんが、暫くはどうにもならんよ。
ガキの龍の方はどうなんだい。
いやぁ、あっちは守りが固くて、もう少し時間をかけにゃあ難しいな。
思い浮かぶのは鬼ヶ島の上空で黒雲の間を泳ぎ、雷と炎をまき散らす青く巨大な龍の姿だ。
まさか、なあ。
すっと体温が下がる思いがして摘んでいた肉を置いた。そんなサンジの二つ隣に座り、酒をあおっていた長身の男が顔を上げる。
「おい、店主」
渋く、重く、よく通る声だ。
常連と会話しながら注文も捌いていた店主は男の方に顔を向けた。
「はい、何にいたしましょう」
「……珍しい物が入ったと聞いたが」
「耳がお早いですねェ。まだ捌いていないんですが、よければご覧になりますか」
「頼む」
調理場から奥に引っ込んだ店主は程なくして両手で抱えられるほどの大きさの保存容器を抱えて戻ってきた。
ちゃぷり、と音を立てる薄黄色の水の中に黒い髪の男が浮かんでいる。薄く開いた青い瞳に生気はなく、口元から時折気泡が零れている。
ひゅ、と喉を鳴らし、小さく男の名を呼んだサンジの声は、わずかに興奮の色を滲ませた常連の声にかき消された。
「■■■■じゃないか。幻獣よりも希少だろうに、一体どうしたんだ」
「おでん屋台の奴から聞いてな。そのへんをふらふら歩いてたのを誘い込んで獲って来たのよ」
気をよくした店主は瓶を調理台に置き、いかにしてこの獲物を仕入れたのか演技ぶった様子で話し始めた。
男が通りすがる頃合いを見計らって道端の雑木林でうずくまり、か細い声で助けを求めて近づいてきたところを殴り倒したらしい。
わなわなと震えるサンジに一瞬目を向けた巨漢は、への字に結んでいた唇を開いた。
「これは死んでいるのか?」
「いいえ。死んだ途端から鮮度が落ちますので生かしておりますよ。持ち運びやすいように小さくしていますが、瓶から取り出したら元に戻るので身が少ないなんてこともございません」
召し上がられますか、と店主が聞けば、大男は、では目玉を、と答えた。
おれにも目玉をくれ。おれは肝を。奥の席に座る連中も世にも珍しい珍味を賞味しようと便乗する。
「あなたは如何します?」
にこやかに声をかけてきた店主の白々しさに、サンジは吐き気がした。
この男は、今から食おうとしている人間とおれがどんな関係か知っていてたずねている。昨日の屋台のおやじもグルだったのだ。悪趣味な企みに気付かぬまま、のこのこ足を運んでしまった自分の愚かさに嫌気が差す。
だが、もしも昨日あの屋台を見つけなければ、ナマエはどうなっていた?人知れず攫われて今頃こいつらの胃の中だったんだろうか。
首筋に刃物を当てられているような、ひやりとした店中の視線を一心に受けてながらサンジは動揺を気取られぬよう軽い調子で言葉を返した。
「そんなに貴重な食材なら食べなきゃ損だろ。こっちは心臓をくれ」
隙を付いてナマエを取り返すためにも、今ここで疑われるのは避けなければ。
返答に目を丸くした男は、初めてやってきた客を同類と認めたのか、打って変わってニヤニヤと下卑た笑みを浮かべている。張り詰めた空気が、余所者に向けられていた殺気が徐々に解けていく。調理台の上に置かれていた瓶の蓋が開かれた。取り出された人間は店主の両手に収まるほどの大きさでまな板の上に横たえられる。
「乾物の水戻しと似た原理で、この保存液に漬けた食材はしばらく空気に晒すと元の大きさに戻るんです」
「どのくらいだ?」
待ち切れない風を装って立ち上がったサンジはまな板を覗き込みながら問いかけた。
ナマエの右手を摘まみ上げていた店の主は客の声に振り下ろしかけた包丁を止めた。
「……そうですねェ、子供なら5分もかかりませんが、成人の男なら10分くらいかと」
狐のような男の目が薄く開かれている。愛想笑いの下に疑念を忍ばせた表情にサンジは冷や汗をかいた。
「そうか。なら急いだ方がいいな」
重苦しい空気を断ち切るような、さっぱりとした声がした。
ぼとり、と店主の手首から先がまな板の上に落ちる。吹き出す血で調理場が赤く染まっていく。悲鳴を上げた店の主人に、奥にいた客が立ち上がる頃にはナマエは巨漢の手に掴み上げられていた。
突然のことに驚きつつもカウンターをひらりと乗り越えて調理場に降りたサンジが、両手を失った男の顔面に蹴りを入れて沈黙させる。顔をあげた頃には、大男は刀を抜いた客に椅子を投げて牽制し扉を蹴破っていた。
「おい!」
後を追って外に飛び出したサンジを待ち構えていた男は、手にしていた人間を差し出した。
手のひらの上に落とされたナマエの呼吸は止まっていたが、人差し指の先で胸を圧迫してやれば薄黄色の水を吐いて咳き込んだ。
まだ生きている。
気を抜ける状況ではないが、仲間を取り返せたことにサンジは安堵の息を吐いた。
「そいつを連れてさっさと行け。朱塗りの橋を渡るんだ。いいな、渡りきるまで決して振り返るなよ」
ここはおれが引き受ける。
背を向けた男が何を考えてサンジの味方をしているのかはわからない。しかし警戒するよりも脱出を優先したサンジは、男に礼を言って駆け出した。
この男の言葉は信用に足ると思えたのだ。男の姿に知り合いの面影を見た。よく似た顔立ちの、体格の良い青年の姿が脳裏をよぎる。花の都にいるはずの光月の将軍と、目の前の男はよく似ていた。
「あーあ、珍しいもんが食えると聞いたから来てみりゃあ、とんだ悪食どもの溜まり場じゃねえか」
殺意を隠さない常連客たちと相対しながらも、大男は強気な姿勢を崩さない。
「オロチやカイドウならどうとでもすりゃいい。国が解放された今となっちゃ興味もねぇ。だが、ロジャーの船に乗ってた小僧を食おうってのはいただけねえな」
獰猛な獣を思わせる、凄みのある笑みが不快そうに歪んだ。男の感情を現すように空気が震える。上から押し付けるような圧迫感に、男たちは眼前の敵との力量差を知るが、もはや手遅れだった。
じりり、と客たちが足を引けば、男が一歩距離を詰める。
「何より、桃色の龍に手を出そうってが許せねえ。お前らは、おれがここで潰す」
腰に下げた鞘から刀身を引き抜いて、光月おでんは腰を落とし構えをとった。二振の刀が黒く染まる。引き絞られた弦の如く張り詰めた覇気が、敵と定めた者達の首を刈り取らんと牙を剥いた。
「――おでん二刀流」
無数の視線を感じる。
居並ぶ長屋の障子の穴や、あばら家の隙間からこちらの様子を窺っている気配が少なくとも両手で足りないほどにはいる。井戸から這い出る人影が見えた気がしたが、いちいち構っていられないのでとにかく目的地に向かって足を動かした。
サンジが橋に辿り着く頃には、ナマエの姿はサンジの身長の半分ほどの大きさになっていた。横抱きにして走っているうちにもみるみる内に見慣れた姿に戻りつつある。
追っ手が来ていないか確認しようとして、振り返ろうとした頭を無理やり前に向かせた。振り向くなと言われた以上、なにか意味があるのだろう。
みしりと軋む路面は一度目にサンジが渡った時からさして時間も経っていないにも関わらず、随分と古びてしまっていた。腐った部分もあるのか、時折床が抜けそうになる不安定な足場を駆け抜け橋を渡りきると、ふ、と空気が変わった。纏わりつくような重苦しさや視線の気配が消えて、息がしやすくなったような。先程まで夕方だったはずなのに、空には青空が広がっているのも奇妙だった。
追手が来る様子はない。きっとあの大男が何とかしてくれたのだろう。
すっかり元の大きさに戻ったナマエを地面に横たえる。脈も呼吸もしているので大丈夫、だと思うが、一応軽く頬を叩いてみた。標本のように瓶詰めにされていた姿が頭から離れなくて、とにかく声を聴きたかった。
「ナマエ」
「……う、ぅ」
こぽ、と声を発すると気管に残っていた液体が喉に引っかかるのか、むせる体を起こして背中をさすってやる。
「ゆっくり息しろ。どっか痛むか?」
「、ぁ……あたま……いたい……」
そういえば、店の男が殴り倒したと言っていたな。
刺激しないようにそっと頭部に触れると、湿った頭皮が盛り上がっていた。それ以前に得体の知れない液体に浸かっていたのだから、頭だけでなく全身くまなく診てもらうべきだろう。
一連の顛末を説明しても信じてくれるかどうか、なんて心配するだけ無駄だ。自身の腕の中で怠そうに顔を顰めている男の身に降りかかったこれまでの出来事を思い返して、サンジはため息を吐いた。安堵と呆れと疲労が多分に含まれている。
パンクハザードから始まり、ワノ国で討ち入りを果たしてようやく一息ついたと思っていたのに。回復してきていた体力や気力がごっそり削られた気がする。
ああ、タバコ吸いてえ。