「慰安旅行?現世の海で?」
「はい、卯ノ花隊長の提案で。」
「まぁ…」
「それで皆さんと水着を買いに行くという事になりまして。…真由美様、今日のご予定は…」
「ありません。」
「では一緒に行きませんか?」
「んー…まぁ、たまにはいいわよね、ネム」
「はい、真由美様」
ほのぼのと流れる空気を切るように襖が開く。
「待て」
「あら、白哉様」
「真由美、お前はコレを着ていくといい。」
「これは…」
「女とてお前の肌を見せるのはまかりならぬ。私が選らんだコレを着ていけ」
真由美は白哉に渡された水着を見る。
「………あの…白哉様…」
「なんだ」
「これは…ちょっと…流石の私でも、恥ずかしいのですが…」
「何故だ。その水着は肌を隠せて尚且つ体温を奪われないらしい。一石二鳥ではないか?」
「ですが…この水着…いえ、これは水着ではなくウエットスーツなんですが…」
「そうなのか……だがそれが何だ?」
「私も女の子なので可愛い水着を…」
「
駄目だ」
「でも…」
「夏だとて入り続けたら体温を奪われるぞ。それで体調が悪くなったらどうするんだ。ルキアがいるからいいかもしれないが……それにもしもの時にはどうするというんだ。」
永遠と続く白哉の説教…
「あの、もう…分かりましたから…着ますから…」
「そうか。なら楽しんでいくといい。」
(私も付いていくから心配はないが…常にいてやれない)
「………はい…」
「真由美様、大丈夫ですか?」
「ネム…少し…辛いです…」
(白哉様の説教とこの水着のせいで気が重くなりました…)
「気分を悪くなさったのですか!?」
「何?真由美!やはり海は危険だ!」
「もー!白哉様!!!いい加減になさってください!!」
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