(2 / 12) 粘り強さとしつこさは紙一重 (2)
運命の出会い

運命の赤い糸

そして、運命の人…


人にはそれぞれ出会いがある。


出会い方はそれぞれ。

第一印象が良い者もいれば悪い者もいる。

しかし運命の赤い糸に結ばれている者同士は第一印象が良かろうが悪かろうがいずれ結ばれる。



女は地味だった。

これでもかというほど地味だった。

女が歩いても誰も振り返らず、

女と目と目が合っても誰も気づかない。

女は所謂定番の地味系メガネ女子だった。

そのため女は男と付き合ったことなど一度もない。

告白されたことも、したこともない。

今まで生きてきた16年間の中で告白など最大イベントなんていうものは画面上の中でしか体験することはなかった。(某恋愛ゲーム)

女はある道場の娘だった。

腕は何故か父に鍛えられ、それなりには腕っぷしはいい。

人当たりもいい方で、近所では『雪ちゃん』と呼ばれ特におばあちゃんやおじいちゃんあたりに可愛がられていた。

女を嫌う老人などこの世にいなかった。

女はとにかくモテない。

モテなさ過ぎて事件にもならない。

しかし女は別に構わないと思っていた。

どんな美男子でも。

どんな美丈夫でも。

焦っては碌なことにならないことは画面上知っている。(某ゲームで)


そんな女に…


「姉上、私…ストーカーが出来ました。」


犯罪者が目を付けました。


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