流石にその場で胸を揉ませるわけにもいかず、雪と沖田は移動した。
移動したと言っても団子屋の二階を借りることにし、常連らしい沖田の『旦那ァ、ちょいと二階借りるぜィ』と言葉に店主は何も聞かず二つ返事に頷いた。
もしかしたら顔を赤くして俯く雪を見て何かを察したのだろう。
胸を揉まれる事が確定した雪は自分が大声を出して周りの注目になっていた事には気づいていない。
「さて…」
「……っ」
ギシギシと古い木の階段が軋む音が静まり返る中、大きく響く。
沖田は適当な部屋に雪を入れパタンと襖を閉めるが、襖が閉められる音が雪の緊張を高まらせ、先ほどから心臓が激しく動き痛いほどだった。
緊張でガチガチの雪に沖田が『座ってくだせェ』と言い、その沖田の言葉に雪は無言で従い静かに座る。
座った雪を確認した後沖田は正面ではなく何故か雪の背後に回って胡坐をかき座った。
「えっ、ちょ…なんで…」
「後ろからの方が揉みやすいでしょうし…何より俺の顔が見えないからあんたも楽じゃないかと思いやしてね」
「ら、楽もなにも…」
「なんなら正面にしやすが?」
「……後ろからお願いします…」
後ろに回った沖田に雪はぎょっとした。
まさか後ろから揉まれるとは思ってもいなかったようである。
まあ神楽が堂々正面から揉んでいるのでそれに慣れてしまったのだろう。
…慣れとは本当に恐ろしいものである。
正面でもいいとはっきりと断言した沖田に雪は目を逸らしながら小さく後ろからで、と願った。
願う自分に何だかちょっぴり情けなく思いながら…沖田に雪はお願いした。
そのお願いに沖田は笑みを小さく浮かべる。
「失礼しやすよ」
(失礼って思うならやめてよ…)
言葉の綾だというのは雪も分かっている。
まだ何も言わずいきなり揉む人よりましだろう。
しかしそう思っていても年が近い男の人に揉まれるのは初めてで、雪はどうしても緊張してしまう。
早く終わらせたいがためにちょっとずれたツッコミを心の中でしてしまう。
そんな雪など余所に沖田は胡坐をかいたその上に雪を乗せ、雪は脇に手を差し込まれあっという間に沖田の膝の上に乗り『えっ?』ときょとんとしてしまう。
「あ、あの…沖田さん…なんで膝の上…」
「こっちの方が揉みやすいだろ?」
「……………」
顔だけ振り返れば返ってきた答えに雪は『ソ、ソウデスネ』と返すのが精一杯だった。
引きつった笑みを浮かべる雪など気にもせず沖田は雪の肩に顎を乗せ上から覗き込むように雪の胸を見下ろす。
「脱がしても?」
「はああ!?ぬ、ぬが…えええ!?」
「着物の上じゃ揉みにくいんでさァ」
「だ、だからってぬが…っ!!!あーもーー!!分かりました!脱がしてもいいですよ!!ただし!襦袢の上でお願いします…」
「それじゃァ揉みに…」
「姉上に言いますよ」
「……仕方ねェ」
袴姿と言っても全てが男物とは言い難い。
雪は傷を見られたくなくてせめて下に着ている襦袢だけは残してほしいと訴えた。
しかし渋る沖田に雪は最終兵器を取り出す。
それが姉である妙である。
妙が恐ろしいのは何も銀時や雪だけではないようで、ゴリラのストーカーを撃退しているのを間近で見ている沖田達真選組も同じだったらしい。
姉を出されてしまえば沖田は渋々だが引き下がるしかなかった。
正直姉に言えば雪も自分が言ったことで姉にこっぴどく叱られるのだが…それを覚悟をしても雪は身体の傷を見られたくなかったのだ。
しゅるり、と衣擦れの音が静かな部屋に響き、何だか雪は情事をしようとしている男女のようで気恥ずかしかった。
ここで人が入ってきても否定はできない恰好を今していると思うと恥ずかしさは倍である。
それも知り合いと。
まだこれだったら見知らぬ男としていた方が気が楽だというものである。
そうこうしていると上の着物が全て剥がれていく。
ブラはしていない。
正直巨乳ともいえる雪の胸にはブラが必要なのだが…神楽がブラをしていると揉みにくい・気持ちよくない、・やめろ、と苦情を言うので外していたのだ。
最初こそ抵抗したが長い間揉まれる事によって雪はもうすっかり抵抗を諦めたらしい。
「おーおー、これまた立派なもんで。」
「…セクハラですよ、それ」
「何を食べればこんなに立派になるんでィ?」
「だからそれセクハラですよ…って何持ち上げてるですか!」
「いやー…正直ここまで大きいとは思ってもみなかったからねェ…興奮してしまいまさァ」
「お、オヤジ臭い!10代なのにオヤジ臭いよこの人…!!」
着痩せすると言っても限界があり、傍から見てもそれなりにあるとは見ていた沖田だったが…襦袢の上だと更に胸の大きさが引き立ち、その大きさに驚いていた。
天人が押し寄せ江戸は一気にハイテク化したとは言え着物や建物が変わることはなかった。
だからどの女性を見ても胸の大きさは目で測れるわけではない。
雪は着物を着ていないのもあり胸が大きい娘、というのは周りにバレバレであった。
別に沖田は世間で言うエロ目線で女性が好きなわけでもなく、剣道一筋で今まで生きてきた。
鷹臣には負けるが沖田も顔が整っているイケメンであり、言い寄る女は数知れず…
だが沖田は色恋に感ける余裕はなかった。
今でこそ真選組が大きくなり組織にもなりサボる余裕はあるが…不思議にも沖田は世の男性にある性欲というものが淡泊で出来ているようで、よくからかい半分本気半分に遊郭や同じ意味合いを持つ芸者を呼んだ遊びに誘われる時があったが、それはすべて断ってきていた。
淡泊すぎる沖田を心配した年上の後輩達が無理に連れ込んだこともあり卒業は出来てたようだが、オマケとしてちょいちょいと調教してやればすべての女がMに落ちてしまうので最近は誘われなくなった。
しかしそれ全てが一々誘ってきては下ネタへと走る後輩達を疎ましく思っていた沖田の計画だとは後輩達も知らないだろう。
別に近藤に言ってやめさせることは出来るがそれでは面白くないというのもまた本音である。
沖田は何だかんだ言ってMになった女達に相手にされなくなった後輩たちを見て面白おかしく見ていたいのだろう。
だが、どうもその淡泊さは姉が影響しているようで、出来た綺麗な姉を持てば沖田のようになるのは仕方ないと言えるだろう。
しかし…そんな沖田でも驚くほど雪の胸は絶景極まりなかった。
棒読みで『興奮する』と呟く沖田に雪は思わず突っ込みを零す。
そんな雪など余所に沖田は襦袢の上から雪の胸を手のひらに乗せる。
襦袢の上とはいえタプンタプンという言葉がぴったり当てはまるほど雪の胸を上下に持ち上げれば素直についてくる。
素直に自分の手の平に収まる胸を見ながら沖田は早速胸を掴む。
「ぃっ、ちょ…お、沖田さん…もうちょっと優しくしてください…」
「へぇ、痛いんで?」
「当たり前です!肉の塊でも揺れると痛いですし掴まれると痛いです。」
「だがチャイナの時は平気そうに見えたんですがねェ」
「そりゃ神楽ちゃんも最初の頃は痛かったですけど少しずつ力加減を覚えてくれてるんで今はそんなに痛くないですし…」
体験をしていても皆Mに仕立ててきた沖田は女性の体への扱いが今一分かっていなかった。
しかしだからと言ってまんま童貞かと問われれば違うとも言える。
ただ沖田は何も知らないのだろう。
雪の痛みの悲鳴に沖田はパッと手を放した。
痛みから解放された雪はほっと息をつき、『気を付けてください』と沖田に文句を言う。
文句を言われた沖田は『分かりやした』と言いながら再び雪の胸へと手をのばした。
今度はそっと優しく、包み込むように。
包み込むと言っても沖田の手よりも雪の胸の方が大きいため余ってしまうが…沖田はその柔らかさに目を細める。
むに、という言葉が正しいほど雪の胸は柔らかく気持ちがいい。
無理やり連れてこられて襲われたも同然の芸者の胸なんか比べ物にならないほどに。
その柔らかくも暖かいそれを揉みながら沖田は『こりゃァチャイナと旦那が取り合うのは無理もない』と心から思う。
銀時が雪の胸に触れているかは不明だが、たかが胸で争う彼らを沖田はもう馬鹿にはできなくなった。
「――ッ、ぁっ」
「…!」
ふむふむ、と雪の胸を堪能していた沖田だったが、雪の小さい声に動きを止めた。
驚き雪の方を見れば雪も驚いた表情を浮かべており声がこぼれた口を手で塞ぎ顔を真っ赤にしていた。
沖田は雪を見つめながらも先ほど触れた部分へまた触れる。
「ちょ、や、だ…んっ、ぁ…」
触れた部分、そこは胸の突起だった。
揉まれているうちに立ってしまったのだろうそれに沖田は偶然に触れ、雪は声を零してしまったらしい。
雪から出される甘い声に沖田は体が熱くなっていくのを感じる。
甘い声に誘われるように沖田は突起を中心的に攻め、雪は小さい快楽に体を震わせ、縋るように沖田の隊服を握る。
「や、め、て…っ、おね、がい…ッ」
「…………」
雪の懇願も空しく沖田からの言葉もなければやめる気配もない。
雪も沖田の手で体が熱くなるのが嫌でも分かり、無意識に足を擦り合わせる。
沖田はそれに気づいているかは不明だがまたくりくりと雪の胸の突起を捏ね雪はまた体をビクリと震わし甘い声を零す。
いやいや、と首を振る雪を見つめながら沖田は丸見えの雪のうなじに唇を寄せた。
ちゅ、ちゅ、とわざと音をさせて雪の羞恥を仰いで沖田は雪に口づけを落としていく。
「っも、いい、かげ、んに――――しろおおお!!!」
「!――ぐはッ」
雪が抵抗しないのをいいことに調子に乗った沖田は更に雪の首筋にも口づけを落とした。
その瞬間雪の我慢の限界が来たのか、雪は沖田の鳩尾に肘をお見舞いした。
「確かに胸揉んでいいって言いました!顔も埋めてもいいって言いました!!でもえっちな事をしてもいいってひとっことも言ってません!!沖田さん最低です!!人でなし!!女の敵!!!もう金輪際話しかけないで!!!」
鳩尾を食らった沖田は仰向けになって倒れていた。
雪は顔を真っ赤に染め胸を抱いて涙目で叫ぶ。
叫ぶというか罵倒というか…言いたいことを言い切った雪は脱がされた服を持ってそのまま部屋を飛び出し帰っていった。
「……あー…やりすぎたか…」
怒りと共に帰っていった雪の足音を聞きながら沖田は天井を見上げながらそう呟き、そして溜息をついた。
そして放り出されていた両手を上げ目線へと持っていく。
「……柔らかかったでさァ…」
雪の胸の感触が今も沖田の手に残っており、感触だけではなくぬくもりもまた…
それだけで沖田は顔が熱くなるのを感じ腕で目元を覆った。
「やばい…本格的に落ちた…」
雪の甘い声も、感じている間の仕草も…沖田は感じたことのない感情に襲われる。
今までの女性では感じることのなかった感情があった。
今までは無理やり付き合わされたため元々その気ではなかったのもあるが、沖田は自分が確実に雪に落ちたのを感じる。
「そういやァ……あいつ、荷物…」
服までは頭にあったようだが、買い物袋はすっかり忘れているようで、ふと顔を天井から逸らせば部屋の隅に置かれている雪の荷物が目に入る。
「届けてやらねえと、いけねェだろうなァ…」
荷物を見て沖田はニヤリと笑う。
そして起き上がり荷物を手に部屋を出会た。
一番厄介な相手…―――万事屋に宣戦布告するために。
→あとがき
移動したと言っても団子屋の二階を借りることにし、常連らしい沖田の『旦那ァ、ちょいと二階借りるぜィ』と言葉に店主は何も聞かず二つ返事に頷いた。
もしかしたら顔を赤くして俯く雪を見て何かを察したのだろう。
胸を揉まれる事が確定した雪は自分が大声を出して周りの注目になっていた事には気づいていない。
「さて…」
「……っ」
ギシギシと古い木の階段が軋む音が静まり返る中、大きく響く。
沖田は適当な部屋に雪を入れパタンと襖を閉めるが、襖が閉められる音が雪の緊張を高まらせ、先ほどから心臓が激しく動き痛いほどだった。
緊張でガチガチの雪に沖田が『座ってくだせェ』と言い、その沖田の言葉に雪は無言で従い静かに座る。
座った雪を確認した後沖田は正面ではなく何故か雪の背後に回って胡坐をかき座った。
「えっ、ちょ…なんで…」
「後ろからの方が揉みやすいでしょうし…何より俺の顔が見えないからあんたも楽じゃないかと思いやしてね」
「ら、楽もなにも…」
「なんなら正面にしやすが?」
「……後ろからお願いします…」
後ろに回った沖田に雪はぎょっとした。
まさか後ろから揉まれるとは思ってもいなかったようである。
まあ神楽が堂々正面から揉んでいるのでそれに慣れてしまったのだろう。
…慣れとは本当に恐ろしいものである。
正面でもいいとはっきりと断言した沖田に雪は目を逸らしながら小さく後ろからで、と願った。
願う自分に何だかちょっぴり情けなく思いながら…沖田に雪はお願いした。
そのお願いに沖田は笑みを小さく浮かべる。
「失礼しやすよ」
(失礼って思うならやめてよ…)
言葉の綾だというのは雪も分かっている。
まだ何も言わずいきなり揉む人よりましだろう。
しかしそう思っていても年が近い男の人に揉まれるのは初めてで、雪はどうしても緊張してしまう。
早く終わらせたいがためにちょっとずれたツッコミを心の中でしてしまう。
そんな雪など余所に沖田は胡坐をかいたその上に雪を乗せ、雪は脇に手を差し込まれあっという間に沖田の膝の上に乗り『えっ?』ときょとんとしてしまう。
「あ、あの…沖田さん…なんで膝の上…」
「こっちの方が揉みやすいだろ?」
「……………」
顔だけ振り返れば返ってきた答えに雪は『ソ、ソウデスネ』と返すのが精一杯だった。
引きつった笑みを浮かべる雪など気にもせず沖田は雪の肩に顎を乗せ上から覗き込むように雪の胸を見下ろす。
「脱がしても?」
「はああ!?ぬ、ぬが…えええ!?」
「着物の上じゃ揉みにくいんでさァ」
「だ、だからってぬが…っ!!!あーもーー!!分かりました!脱がしてもいいですよ!!ただし!襦袢の上でお願いします…」
「それじゃァ揉みに…」
「姉上に言いますよ」
「……仕方ねェ」
袴姿と言っても全てが男物とは言い難い。
雪は傷を見られたくなくてせめて下に着ている襦袢だけは残してほしいと訴えた。
しかし渋る沖田に雪は最終兵器を取り出す。
それが姉である妙である。
妙が恐ろしいのは何も銀時や雪だけではないようで、ゴリラのストーカーを撃退しているのを間近で見ている沖田達真選組も同じだったらしい。
姉を出されてしまえば沖田は渋々だが引き下がるしかなかった。
正直姉に言えば雪も自分が言ったことで姉にこっぴどく叱られるのだが…それを覚悟をしても雪は身体の傷を見られたくなかったのだ。
しゅるり、と衣擦れの音が静かな部屋に響き、何だか雪は情事をしようとしている男女のようで気恥ずかしかった。
ここで人が入ってきても否定はできない恰好を今していると思うと恥ずかしさは倍である。
それも知り合いと。
まだこれだったら見知らぬ男としていた方が気が楽だというものである。
そうこうしていると上の着物が全て剥がれていく。
ブラはしていない。
正直巨乳ともいえる雪の胸にはブラが必要なのだが…神楽がブラをしていると揉みにくい・気持ちよくない、・やめろ、と苦情を言うので外していたのだ。
最初こそ抵抗したが長い間揉まれる事によって雪はもうすっかり抵抗を諦めたらしい。
「おーおー、これまた立派なもんで。」
「…セクハラですよ、それ」
「何を食べればこんなに立派になるんでィ?」
「だからそれセクハラですよ…って何持ち上げてるですか!」
「いやー…正直ここまで大きいとは思ってもみなかったからねェ…興奮してしまいまさァ」
「お、オヤジ臭い!10代なのにオヤジ臭いよこの人…!!」
着痩せすると言っても限界があり、傍から見てもそれなりにあるとは見ていた沖田だったが…襦袢の上だと更に胸の大きさが引き立ち、その大きさに驚いていた。
天人が押し寄せ江戸は一気にハイテク化したとは言え着物や建物が変わることはなかった。
だからどの女性を見ても胸の大きさは目で測れるわけではない。
雪は着物を着ていないのもあり胸が大きい娘、というのは周りにバレバレであった。
別に沖田は世間で言うエロ目線で女性が好きなわけでもなく、剣道一筋で今まで生きてきた。
鷹臣には負けるが沖田も顔が整っているイケメンであり、言い寄る女は数知れず…
だが沖田は色恋に感ける余裕はなかった。
今でこそ真選組が大きくなり組織にもなりサボる余裕はあるが…不思議にも沖田は世の男性にある性欲というものが淡泊で出来ているようで、よくからかい半分本気半分に遊郭や同じ意味合いを持つ芸者を呼んだ遊びに誘われる時があったが、それはすべて断ってきていた。
淡泊すぎる沖田を心配した年上の後輩達が無理に連れ込んだこともあり卒業は出来てたようだが、オマケとしてちょいちょいと調教してやればすべての女がMに落ちてしまうので最近は誘われなくなった。
しかしそれ全てが一々誘ってきては下ネタへと走る後輩達を疎ましく思っていた沖田の計画だとは後輩達も知らないだろう。
別に近藤に言ってやめさせることは出来るがそれでは面白くないというのもまた本音である。
沖田は何だかんだ言ってMになった女達に相手にされなくなった後輩たちを見て面白おかしく見ていたいのだろう。
だが、どうもその淡泊さは姉が影響しているようで、出来た綺麗な姉を持てば沖田のようになるのは仕方ないと言えるだろう。
しかし…そんな沖田でも驚くほど雪の胸は絶景極まりなかった。
棒読みで『興奮する』と呟く沖田に雪は思わず突っ込みを零す。
そんな雪など余所に沖田は襦袢の上から雪の胸を手のひらに乗せる。
襦袢の上とはいえタプンタプンという言葉がぴったり当てはまるほど雪の胸を上下に持ち上げれば素直についてくる。
素直に自分の手の平に収まる胸を見ながら沖田は早速胸を掴む。
「ぃっ、ちょ…お、沖田さん…もうちょっと優しくしてください…」
「へぇ、痛いんで?」
「当たり前です!肉の塊でも揺れると痛いですし掴まれると痛いです。」
「だがチャイナの時は平気そうに見えたんですがねェ」
「そりゃ神楽ちゃんも最初の頃は痛かったですけど少しずつ力加減を覚えてくれてるんで今はそんなに痛くないですし…」
体験をしていても皆Mに仕立ててきた沖田は女性の体への扱いが今一分かっていなかった。
しかしだからと言ってまんま童貞かと問われれば違うとも言える。
ただ沖田は何も知らないのだろう。
雪の痛みの悲鳴に沖田はパッと手を放した。
痛みから解放された雪はほっと息をつき、『気を付けてください』と沖田に文句を言う。
文句を言われた沖田は『分かりやした』と言いながら再び雪の胸へと手をのばした。
今度はそっと優しく、包み込むように。
包み込むと言っても沖田の手よりも雪の胸の方が大きいため余ってしまうが…沖田はその柔らかさに目を細める。
むに、という言葉が正しいほど雪の胸は柔らかく気持ちがいい。
無理やり連れてこられて襲われたも同然の芸者の胸なんか比べ物にならないほどに。
その柔らかくも暖かいそれを揉みながら沖田は『こりゃァチャイナと旦那が取り合うのは無理もない』と心から思う。
銀時が雪の胸に触れているかは不明だが、たかが胸で争う彼らを沖田はもう馬鹿にはできなくなった。
「――ッ、ぁっ」
「…!」
ふむふむ、と雪の胸を堪能していた沖田だったが、雪の小さい声に動きを止めた。
驚き雪の方を見れば雪も驚いた表情を浮かべており声がこぼれた口を手で塞ぎ顔を真っ赤にしていた。
沖田は雪を見つめながらも先ほど触れた部分へまた触れる。
「ちょ、や、だ…んっ、ぁ…」
触れた部分、そこは胸の突起だった。
揉まれているうちに立ってしまったのだろうそれに沖田は偶然に触れ、雪は声を零してしまったらしい。
雪から出される甘い声に沖田は体が熱くなっていくのを感じる。
甘い声に誘われるように沖田は突起を中心的に攻め、雪は小さい快楽に体を震わせ、縋るように沖田の隊服を握る。
「や、め、て…っ、おね、がい…ッ」
「…………」
雪の懇願も空しく沖田からの言葉もなければやめる気配もない。
雪も沖田の手で体が熱くなるのが嫌でも分かり、無意識に足を擦り合わせる。
沖田はそれに気づいているかは不明だがまたくりくりと雪の胸の突起を捏ね雪はまた体をビクリと震わし甘い声を零す。
いやいや、と首を振る雪を見つめながら沖田は丸見えの雪のうなじに唇を寄せた。
ちゅ、ちゅ、とわざと音をさせて雪の羞恥を仰いで沖田は雪に口づけを落としていく。
「っも、いい、かげ、んに――――しろおおお!!!」
「!――ぐはッ」
雪が抵抗しないのをいいことに調子に乗った沖田は更に雪の首筋にも口づけを落とした。
その瞬間雪の我慢の限界が来たのか、雪は沖田の鳩尾に肘をお見舞いした。
「確かに胸揉んでいいって言いました!顔も埋めてもいいって言いました!!でもえっちな事をしてもいいってひとっことも言ってません!!沖田さん最低です!!人でなし!!女の敵!!!もう金輪際話しかけないで!!!」
鳩尾を食らった沖田は仰向けになって倒れていた。
雪は顔を真っ赤に染め胸を抱いて涙目で叫ぶ。
叫ぶというか罵倒というか…言いたいことを言い切った雪は脱がされた服を持ってそのまま部屋を飛び出し帰っていった。
「……あー…やりすぎたか…」
怒りと共に帰っていった雪の足音を聞きながら沖田は天井を見上げながらそう呟き、そして溜息をついた。
そして放り出されていた両手を上げ目線へと持っていく。
「……柔らかかったでさァ…」
雪の胸の感触が今も沖田の手に残っており、感触だけではなくぬくもりもまた…
それだけで沖田は顔が熱くなるのを感じ腕で目元を覆った。
「やばい…本格的に落ちた…」
雪の甘い声も、感じている間の仕草も…沖田は感じたことのない感情に襲われる。
今までの女性では感じることのなかった感情があった。
今までは無理やり付き合わされたため元々その気ではなかったのもあるが、沖田は自分が確実に雪に落ちたのを感じる。
「そういやァ……あいつ、荷物…」
服までは頭にあったようだが、買い物袋はすっかり忘れているようで、ふと顔を天井から逸らせば部屋の隅に置かれている雪の荷物が目に入る。
「届けてやらねえと、いけねェだろうなァ…」
荷物を見て沖田はニヤリと笑う。
そして起き上がり荷物を手に部屋を出会た。
一番厄介な相手…―――万事屋に宣戦布告するために。
→あとがき
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