memo
2020/10/31
他人に雑に扱われることCategory essay
「小説を書きたいのなら、エッセイを書きなさい」と芥川賞作家の先生に教えていただいたことがあるので、noteに投稿しづらい物はこちらで。
数ヶ月前に、リアルの友人が「私、高三の時にゆずもちちゃんに酷い態度をとった!ってずっと思っていて、でもゆずもちちゃんは嫌いな人とディズニー行ったりしないだろうから、私の気にしすぎなんだなって思ったの」と言われました。真面目に心当たりがなかったので、「そうだね」と答えて終わったのですが、思い返してみれば、確かにその時期は友人に話しかけてもぞんざいな態度をとられたような記憶もある気がします。
ここからが重要なのですが、私は「他人に雑に扱われても気がつけません」なんでかというと、(私の小説「ポケモン世界に転生したので、でんきマスター目指します」の読者さんはおわかりかもしれませんが)
私はずっと他人に雑に扱われることが当たり前だったからです。そして、それが日常かつ、自己肯定感が低いので、その事について疑問を感じたこともありませんでした。
だからそもそも、気がつけないんですよね。今、雑に扱われたな、とか酷い態度をとられた!とか。
それはある種、幸せなことでもあるのですが、どこかで自分を削る行為なので気を付けなくてはいけないと思っていました。
そして先日、「もくり」というアプリで同じゲームをしながらオンラインで協力したり、遊んだり……という内容の作業通話をしていた友人たちが複数人立て続けに「すみませんー!落ちますね〜」と言って落ちていきました。食事の時間でも深夜帯でもなかったため「ふうん」としか思いませんでした。
ゲーム内でその落ちた友人達が他の人と遊んでいるところを見るまでは。
「あっ、私置いて行かれたのね……そっか……」
でもまあ、(仮にAさんとしますが)Aさんと遊ぶのにAさんとは知り合いでない私がいたら、私が気を遣うとか共通の友人ではないからという配慮があったのでしょう。一度に協力して遊べる人数も限られたゲームなので。
(Aさんたちと遊んでいる「グループ」には私も招待して貰ったのですが、諸事情から見る専に徹していました。これは完全に私の個人の都合なので、「グループ」の方が悪いとかはないです。)
で、普段なら終わりましたが、この時私はふと「同じ状況があった」、と中学の友人の言葉を思い出しました。
「オレ、今までずっと○○(彼の男友人、私と彼の共通の知り合いというか、クラスメイト達)たちとSkypeで話す前の空いた時間にお前と話してたんだけど、それやめるわ。だって、都合の良いときだけお前を使うのって嫌じゃん。だからオレ、今日はもし○○に呼ばれても『別の友達と話してるから』って断るよ」
と言ってくれたことがありました。
結局、スクールカースト的に○○くんに逆らうのは怖かったので、頼むから○○くんの方に行けと言ったのですが
私は今、雑に扱われたんだなと思いました。
その後も友人たちは遊んでいたようなので、私もひとりになったし、いつも話す子たちは「グループ」に属している子たちが多いので、別の友人のもくりのルームにお邪魔しました。
初めて、他人に雑に扱われたと気がついたことに、「うわあ、私、自己肯定感上がったなあ」と驚きを隠せませんでした。
以前の私なら「まあ、私ってその程度の人間だし、その扱いは打倒だな」と思ったのですが、今回は「あの人達はそんなつもりはなかったんだろうし、呼ばれたから行かなきゃいけなかったし、レアなものは誰だって欲しいからレアに負けたと思えばいいけど、そのために私を雑に扱うことにしたんだな」と思ってしまいました。
今回のことで、友人たちを責めたいのではなく、「私って自己肯定感上がってきたなあ。良い環境に所属させて貰ったんだな」という気がつきと備忘録的なエッセイです。吐き出しておきます。