ここはどこだろう。暗い闇の中をてくてくと歩いていくと、ひとりの少女が泣いていた。
「マチュ?」
しらたまは声をかけたけれど、女の子は変わらず泣いていた。この人はしらたまの知っている人だと思ったが、誰かは分からない。
「もっと、もっと頑張らなくちゃだめなの。私、もっと、もっと頑張らなくちゃ」
「マチュ……?」
しらたまには難しいことは分からぬ。
しらたまはただのトゲデマルである。そこで、しらたまは呼びかけた。
「マチュマチュ」
いっしょに遊ぼう。
「マチュマチュ!」
友だちになろうよ、と。
「マチュ?」
しらたまは声をかけたけれど、女の子は変わらず泣いていた。この人はしらたまの知っている人だと思ったが、誰かは分からない。
「もっと、もっと頑張らなくちゃだめなの。私、もっと、もっと頑張らなくちゃ」
「マチュ……?」
しらたまには難しいことは分からぬ。
しらたまはただのトゲデマルである。そこで、しらたまは呼びかけた。
「マチュマチュ」
いっしょに遊ぼう。
「マチュマチュ!」
友だちになろうよ、と。
2020/10/12