THE STONE WORLD


03

ぬるえろ。※彼女攻め

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「ん、ナマエ。手」

言いながら手を掴まれて、何かと思えば運ばれた先はファスナーの持ち手。・・・これをおろせばいいの?目で尋ねると、彼は嬉しそうにまっすぐ頷いた。
親指と人差し指でそれをつまむと、スタンは私の手ごとジジジとおろしていく。うわあ。ほんとにやるんだ・・・そんなことを思っているうちに、はだけた黒のスーツからあらわになる彼のそれ。・・・ああ、ああ。まあ、ぶっちゃけわざと放置してもスタンは喜びそうだけど・・・昼時の空腹感は確かに感じていたので、さっさと終わらせるためにも付き合ってあげることにした。

「今日、ナマエが好きにしてよ」
「・・・・・・なんで?」
「気分いいから」

そっか。それならがんばる。向かい合わせに座って、キスをしてから服の内側に手を入れた。スタンの引き締まった体に手を滑らせていく。お腹から脇腹に、脇腹から背中に。
ほんと綺麗な三角形。ちゃんと鍛えられてるはずなのに、なんでこんなにウエスト細いの?って、ずっと思ってるんだよ私。今日もまた同じ疑問を抱えながら、しっかり割られたへその周辺をつついていたら・・・上から不満そうな声が。

「ナマエ、もう勃ってんだけど」
「・・・・・・」
「指、寄越しな」

スタンがべえ、と舌を出した。せっかちなんだから。人差し指をそこに乗せると、先端の方から徐々に舐められ、根元まで口の中に入れられてしまった。苦しくないのかな。不安になりながらも彼の舌の感覚にぞわぞわする私。もう一回、大きく口を開けるから中指も追加した。
スタンがしゃぶっているのにスタンが下に見えないのはなんでだろう・・・風格?彼の両手を後ろで縛ってあげたら、少しは下に思えるかもしれない。こ、こんなの恥ずかしいな。何考えてるんだろう、わたし!
指を抜いて残りの部分を舐めていると、スタンは口角をあげた。

「なんかヤらしいこと考えてる?」
「べつに、そういうんじゃないの」
「あっそう?」

スタンの太ももに手をついて近寄った。胸元に手を這わせながら、さっそく濡れた指を陰茎に滑らせる。なぞるようにそっと触れるだけ。根元からつつつと動かし、先端に近づいていくと、少しずつ触れる面積を増やして手のひら全体で優しく包んだ。まずは濡らさないといけないから、じっくりじっくり。

「っん、ぁ」

上下に動かし始めると、地声より少し高い声がふってきた。見上げたら彼は頬を染めて若干眉をひそめていて。唇の隙間から食いしばった白い歯が見えた。私の視線に気がつくと「あ゛ー」と唸る。

「今・・・っ、たばこやったらキマる、ぜってぇ・・・あぁ」

声を途切れ途切れにしてそんなことを言うから、キスをして口寂しさを埋めてあげた。
ゆっくり動かしていた手にだんだん力を込めて、どんどんスピードを早めていく。それと一緒に空いている方の手で分厚い胸の突起をいじり、至る所に刻まれた筋肉の溝を舌でなぞっていく。
スタンはシーツを掴むだけで全く抵抗しなかった。いつもやってることには違いないけど、今日は完全に私に委ねてくれているからほんのり緊張してしまう。

「あ、・・・・・・ん、・・・ああ・・・」

スタンが声を我慢しないから余計に恥ずかしい。こ、これ廊下の外まで聞こえてないよね。ちらりと扉の方に意識を向けたら、どことなく話し声や足音が聞こえてくる。近くに人がいるみたいだ。やばい、聞こえちゃう。

「スタン、声だめ」
「っん、ええ・・・?ぁ、なんで・・・?」
「だ、だめなのはだめ!」
「ん、んふ・・・あ゛ぁ、あはっ、きもち」

だめ、だめ。本当に心配になってきた。今は私が好きにできる時間なのに、スタンはまるで余裕そうに口角を上げている。顔を赤くして、息を切らしながら私の顔を観察してくる。
なんで見てくるの。いじわるしてやめちゃおうかな・・・でもそんなの絶対ブーイングされる。一回だけ、一回だけだし。しょうがないから反対の手で握り直して動かし続けると、いきなり二の腕を掴まれた。

「ナマエ、足んねぇんだけど・・・もっと強くしてよ・・・、焦らしてんの・・・?」
「焦らしてなんか・・・」
「あぁー、そういや・・・ハハッ、ナマエって可愛い握力してっかんな・・・」

カチン

「してない!バカ!」
「お、いッ!?・・・っ」

思わずぎゅっと力を入れたら、スタンが大声を出して、同時に私の腕を掴む力が強くなる。びっくりしてしまった。存分にいじられたのにスタンはギリギリのところでいけなかったらしく、辛そうな顔で自分の肩に耳をつけた。首を傾げられた。

「なに・・・?今日はそういうプレイ・・・?やんじゃん、ナマエ。続けな」

べつにそんなの意識してない。スタンが馬鹿にしてくるからじゃん!むっとしながら再び手を動かす。なんだかんだきもちよくさせたいから。さっきので漏れかけた液をすくって、なじませるようにしごいた。
敏感になった体がよじれて、シーツのしわの形を変える。スタンがお尻に手を伸ばして、そのままぐいっと引き寄せられた。彼の前で四つん這いになると、握る手のひらを逆さに変えてさっきと逆の動きを始める。

「っ、あぁ・・・最高、・・・も、出そっ」

あ、来た。絞り出すようなそんな声が聞こえたから、パッと手を離した。だっていじわる言われたんだもん。さっきと同じ寸止め。スタンはこの時ばかりは余裕をなくして、信じられないものを見るかのように顔を歪ませた。

「あ、やばっ、なに?やっぱ今日そういう日なの・・・!?はあ、きっつ」
「スタン、こういうの好きじゃないの?」
「アンタさ・・・ほんっと、ここぞって時に本性現すね・・・」
「ねぇ、好きなの?好きじゃないの?」
「っ好きだよ、ナマエ!愛してっから、だからお願いだ・・・イかせて」

あーん可愛い。今のスタン可愛い。辛そうな顔最高、いかせてあげる。もう一度手のひらで包んでから、スタンにちゅ、とキスをした。
最後のひと押し。私の方から口の中に舌を入れて、しぼるように手を握ってさっきよりも早く強く動かした。すぐに彼の体が震え、甘い声と共に先端から白い液が飛び出してくる。今度はちゃんとしっかりいけたみたい。手にかかったそれをぺろりと舐めてみた。

「っは、はあ、・・・あ゛ぁ・・・」

スタンは呼吸を荒らげながら後ろに倒れ込むと、腕で顔を隠して動かなくなった。何もしたくないタイムらしい。・・・それなら私はベッドを綺麗にしておこう。そう考えてタオルで至るところを拭いていたら、ふぬけた声で「たばこ」とおねだりされた。ほんと好きだね。
はだけたスーツをまさぐって煙草を一本取り出したら、ケーキにロウソクをさすようにスタンの口に突き刺す。そしたら顔をコテンと向けられたので、マッチも探し当てて火をつけてあげた。

「あー・・・天国・・・」

よーし、お昼ごはん食べようか!彼のふぬけた声を背後にベッドからおりようとした時、私は衝撃の事実に気がついた。
どこを見ても私の靴がない。すぐに思い出した。研究室で脱がされたんだった!そっか、だからスタンは私を丸太みたいにここまで運んだのか・・・。こうなったらスタンの靴盗もうか。でもサイズが違いすぎるから・・・。
ベッドのへりに手をついて床を覗いて悩んでいたら、ガシッと肩を掴まれた。

「よぉ天使ちゃん」

耳元で囁かれる。あれ、しばらく動かないと思ったのに。彼はもう復帰したらしく、私のお腹に手を回して後ろからひょいっと抱き上げた。
元の位置に私をおろし、正面にしゃがみ込む。・・・なにこのイカつい体と美しい顔を合わせ持つ成人男性。わんこみたい。

「まだ満足できねぇ。もっとちょうだい」
「一回だけって言ったじゃん」
「んなこと言ってねぇよ」
「絶対言った!絶対、言っ」

スタンはキスで私を黙らせると、中指を眉間から鼻に滑らせた。

「ん〜・・・、何回いけっかな」

なんかめちゃくちゃやる気出してる。
おりてきた指が人中をなぞり、下唇をやんわり押さえた。同時に"Here"と囁く唇。スタンは自分の顔がえっちだってこと自分でちゃんとわかってる。やだ。
彼は笑っていたけど、その目は獲物を捉えて離さなかった。知ってる、これ逃げられないやつ。

「・・・ほら、ナマエ?Ahhhh あーん…・・・」

諦めて「あ」と小さく口を開けば、ゆっくりと二本の指が侵入してきた。舌をふにふにと押さえ、奥歯から前歯まで順番に撫でられる。たまに舌の奥を押さえられて咳き込みそうになるけれど、スタンは優しいからすぐにそこから指を遠ざけた。
指が唾液で濡れたら、ゆっくり口から引き抜かれて、今度は舌が侵入してきた。今指でやったことを再現するように、ねっとり音を立てながら甘いキスに襲われる。そのまま後ろに倒れそうになるのを、後頭部を支えられて持ちこたえた。

「ねぇ、手ぇ暇じゃん?しごけよ」
「ん、っ、」
「ホントはさ、フェラも欲しいが・・・もう待てねぇ俺、早くナマエ犯してぇの」

彼の舐るような視線にぎゅっとシーツを掴むと、その手を取られて握らされた。ぬるぬる。さっきからずっと固いままだ。少し手がズレると、上からスタンの大きな手がかぶさって一緒になって動き始める。

「ほら、ほら・・・ちゃんと動かしな。さっきみてぇにさ」

命令口調じゃないのに、なぜか命令されてるみたい。いやに優しい声色で試すような目を向けてくる。促されて力を込めるが、自分でも動かしているからすぐに感じ始めた。

「あぁ、っ、ナマエ・・・ん、やりゃできんじゃん・・・いいよ、そのまま」

だからそのえっちな顔やめてよ。その顔のせいでドキドキが止まらないの。何かをされてるわけじゃないのに足をよじると、ふいに、彼のフリーな方の手がスカートの下に伸びた。

「んねぇ、何か言えって・・・」

下着ごしに優しくも強い力で撫でられる。

「・・・ひぁ、ぅ、っ」
「ははっ、濡れてんじゃんもう・・・指濡らさなくて良かったんじゃね・・・っ」
「わ、わらわないで・・・っん」

再び深いキスに襲われながら、私はがんばって手を動かした。満足したのかスタンはかぶせていた手を離して、両手で私の服を脱がしていく。
ある程度肌が見えると、そこに手を滑らせて至る所のお肉を揉み始めた。キスの合間に聞こえてくる「やわっけぇ・・・」という呟き。一瞬むかっとするが、すぐに思いなおした。分かってる、太ってるって言いたいんじゃないんだよね〜、スタンは。

「柔らけぇけどもっとさァ、むちむちが良いのに・・・ほら、なぁ、もっと食えよ?バカみてぇに」

かちん

「くたばれ!」
「ッつあ!あ゛ぁ!・・・っのやろ!またやりやがったクソ!」

今度は割と本気で握ってあげた。だってスタンが変なこと言うから。私、これでも体の大きな軍人さんのために遠慮してるんだよ?ただでさえ贅沢できないんだし。
してやったり。にっこりして「いえい」と笑うとスタンは急に真顔になって額に血管を浮かせた。あヤベ、怒らせた。

「あー、そういや・・・今日そういう日だったっけ?じゃ、ナマエんこともイジメてやんねぇとな」
「ス、スタン、あのね今のは」
「遠慮すんなよ、俺らの仲じゃん。んで?俺にどうして欲しい?」
「・・・あ、う・・・や、優しくして・・・」

私の小さな声に、スタンは愉しそうに目を細めた。濡れた指で私のあごを掴んで、上から瞳の奥を見つめてくる。

「オーケー、可愛い天使ちゃん。俺と一緒に地獄行きだ」

し、しぬ。たすけて。



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