◇はじめに
この連作はツイステッドワンダーランドと、HiGH&LOWのクロスオーバーです。

HiGH&LOW世界の鬼邪高生(定時)がツイステ世界にトリップして監督生になったら、という話。
とはいえハイロー要素は薄め。

◇監督生について(連作ネタバレあり)
SWORD地区からツイステッドワンダーランドにトリップした鬼邪高生(定時)。
物心ついた頃にはもう暴力!殴り合い!喧嘩!みたいな人生だった為、その喧嘩の強さを生かせそうな鬼邪高に入学。鬼邪高での喧嘩三昧の日々は楽しかったが、それだけの日々になんとなく飢えを感じていた。
というのも彼の、彼自身気がついていなかった本質的な願いは「誰かに必要とされたい」というものであった為、自分が大人になるまでのモラトリアムを謳歌する鬼邪高での生活には満足し切れていなかった。多分山王とかラスカルズとかにいってたらここまでモダモダすることはなかったと思われる。

ツイステにトリップ後は仲のいいデュースが不良から卒業したいと言っていたのを聞いて暴力沙汰を控えるようにしていた。暴力に慣れ親しんだ人生だっただけで、好き好んで暴力を振るうわけではない。

趣味はグラフィティ。カリムがオンボロ寮で嗅いだ「シンナーに似た香り」とはこれのこと。暇な時はオンボロ寮の空き部屋の壁で趣味を満喫している。

痛みよりも愛が優った1話目を経てカリムへの好意を自覚するものの、どうにかなりたいとかは特にない。そもそもこれが初恋。