ぼつ


 

アレハンドロにとってこの街は彼の全てだった、危険と隣り合わせのこの街において彼が居なければこの街は簡単に闇に支配されるようなそんな世界であった
街も一般人も仲間も全てを守る彼にとっての一番の生きがいは家族であった、ようやく全ての戦いを終えたアレハンドロは車を走らせては内ポケットに入れていた一枚の写真を取り出しては眺める、そこには子供と一人の女性が微笑んでいた
彼がこの世において一番守らねばならぬ存在だ。
随分と長く感じるほど疲れた体でようやく辿り着く頃には家は電気が消えていた、スマホを見れば時刻は日を跨いでおり当然人々は寝ている時間だった、それでも彼は期待してドアを数度ノックすれば期待通りにドアの奥からは足音が聞こえ玄関のドアを開けたそこには彼の最愛の妻がいた

「ナマエ」
「アレハンドロ…良かった無事で、もう今回ばかりはダメかと」
「心配を掛けたな、すまなかった」
「いいの、あなたが無事なら」

胸に抱き締めた妻である彼女の声と温もりを感じては本当に彼は自分が生きていてよかったと安心した、今回の任務にて雲行きが怪しいと感じて直ぐに任務外の部下たちに家族の警備を頼んでいたがその結果は功を成すものだったと彼は知っていた
基地の占領や裏切りなど元軍人として彼の事情を知る妻のナマエは今回の任務については不安でたまらなかったものの無事に無傷で帰ってきた彼に安堵しては鼻の奥がツンとしてしまう程だ

「ご飯は?お風呂は?もう子供達は寝ちゃったし、簡単なものしかないけど」
「あぁ悩むな…ナマエ…お前が欲しいって言ったらダメか?」

アレハンドロの手が彼女の背中から腰に回り、そして彼女の大きなヒップを鷲掴んだ、視線をちらりと彼に向ければ特徴的な彼の白い歯が輝いて意地悪に笑みを浮かべる、いつもそうなる事は分かっているからこそ彼女も準備は少なからずしていた
戦場から帰還する彼の興奮と喜びはいつだってセックスになる、それを彼女も嫌がったことは無い、反対に彼を感じ彼を愛することを喜ぶのだ

「子供達が寝てるから、リビングでね?」

小さな声で呟いた彼女にアレハンドロは堪らずに彼女を抱き上げては到着するまで何度も音を立ててキスをした、情熱的な恋人のように二人は唇を重ねてはリビングのソファに崩れた
互いの頬を撫でて首に腕を回して、甘い吐息を何度も吐いては熱の高い愛を感じた、パジャマ代わりに来ていた彼女のキャミソールワンピの紐を肩から下ろして現れる乳房を下から持ち上げるように触れては「あっ…」と漏れた声に口角が上がる

柔らかなその乳房に両手で触れて揉みしだいては次第に硬くなる先端にアレハンドロは赤子のように吸い付いた、ほのかに甘い香りは彼女の体臭であり、それはいつも彼を興奮させるものだった

「ッ…♡ぁ…っ♡」

優しく彼の頭を抱きしめてはその刈上げれた髪を撫でナマエも彼の頭に顔を埋めるように抱きしめる、簡易的なシャワーを浴びているのだろうが土の香りや煙の匂いが僅かにしては彼が戦場にいた事を感じてしまう。
吸われて舌でチロチロと舐められてとする反対でもう片方の乳首をクリクリと摘まれていじめられる度に腰が跳ねてその快楽に堪らず深い吐息が漏れ出す

「アレハンドロ…っ下も…して」

スカートの裾をまくり上げて足を開いた妻に素直に強請られてはアレハンドロは当然答えないわけがなかった
いつまで経っても男を捨てられずに命懸けで戻ってきては貪る自分に同じように求めてくれる彼女が一体どれだけありがたいことか、昔からアレハンドロは彼女に愛情深く想いを伝えてきたが、彼女もまた負けじと素直に彼の気持ちに答える
そうして素直に互いを求めることができる事がいかに心地よいものなのか感じてはアレハンドロはソファの下に降りて彼女の足の間に座った、オレンジの小さなライトだけがソファの傍から部屋をぼんやりと明るくさせ、彼女をますます妖艶に映し出す

期待に濡れた女の瞳で見下ろす時、アレハンドロは男してこれ以上の喜びはないと思えるほどに心地よいものだった。

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