Training camp - in Irupinet Hotel -:Disuguise 2
「つうっ・・・かれた、マジで。」
ふう、と溜息をついて扉にずりずりと凭れる千百合。
「大丈夫ですか!?」
「あー、しんどかった・・・」
「お前も巡り合うとか遭遇率やべえなw」
「えー、でもこんなんじゃ外行けないじゃーん!」
紀伊梨の言葉に棗はちょっと顔を引き攣らせた。
今帰った千百合から事の次第を聞いたところだが、ここまで身内に会うとは思いも寄らなかった。
「あいつ等練習終わるの何時だっけ?結構外ふらついてない?」
「まあ合宿ってなると色々入用だろうしなあw」
「ねー、紀伊梨ちゃん達いつ遊びに行って良いのー?」
「でも、向こうが練習中の今が一番外出しやすい筈ですよね・・・」
「確かに、練習終わったらふらふらしだすし消灯時間はこっちも寝てるからな・・・」
「えー!つまんないよ、窮屈だよー!」
紀伊梨の叫びに対して、流石に我儘言うなとは誰も言えなかった。
これは明らかにこっちが割を食っている。
「まあまあ・・・明日の午前は遊ぶんですよね?テニス部は此処から離れられない筈ですから、その時は完全にフリーになれますよ。」
「ま、逆に言うとその時くらいしかフリーになれないけどね。」
「しんどい〜〜〜〜〜!何かこー、気持ち的にしんどいー!」
「ううん、それもそうですけど・・・」
「現状どうしようもなくね。」
「まあねw今を嘆くより、お返し何にするか考えた方がお得かもw」
「「「お返し?」」」
「あれ、言ってなかったけwほら、今回こっちはあからさまにとばっちり食ってるわけじゃん?だからテニス部を代表して、何か埋め合わせするからって言われてるのよw」
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