Plan
「はあ・・・・・」
「憂鬱そうだな、幸村。」
マスター・柳は溜息の原因なんて分かりきってるので、敢えて聞かない。
幸村は、このGW、テニスと遊ぶのと両方やりたいのだ。
「あり得ないと分かっているけれど、考えてしまうよ。どうして俺は2人居ないんだろう、なんて。」
「生活が充実していると、誰しも考えがちだな。」
幸村の気持ちは分かる。柳だってなんだかんだ言って、ビードロズのメンバー達との時間は楽しいと思っているから。
だから自分がもう1人居れば、テニスに打ち込みつつ皆とのGWの思い出という奴を作れるのに。
「早上がりする日を使うのはどうだ?最終日にあるだろう。」
「うん、それは何か考えようと思っているよ。ただね・・・」
それはそれとして、足りない。
珍しく寄っている幸村の眉間の皺が、なにより雄弁にそれを語っている。
柳は苦笑した。あの4人が絡んでいる時の幸村は、年相応に子供っぽい一面を覗かせる。
千百合と一緒に過ごしたい。
それと同時に、他の皆とも過ごしたい。
カツカツどころではないタイムスケジュールに、幸村は又溜息を吐きそうになるのだった。
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